こんにちは!!春日井校の冨田です。
「しゃべる、しゃべらせるって難しい」、最近の私の悩みです・・・
私自身、そんなによくしゃべる人間ではないのですが、フットサルや他のスポーツをする上で、しゃべれる力(コミュニケーション能力)は重要な能力だと思っています。
フットサルだと例えば、
・ゴレイロ(キーパー)が味方DFに指示を出す。
・ハーフタイムやタイムアウトで作戦会議をするときに自分の意見を言う。 など
この様な、試合中仲間に一言しゃべる(コーチング)するだけで解決できるプレーはたくさんあります。しかし、一生懸命ボールを追いかけながら仲間としゃべる事は意外と難しい。言いたいことがパッと言葉で表現できる子もいれば、そうでない子もいます。
子どもたちを静かにさせる事はどんなコーチも結構簡単にやれます。特に日本人は素直で周りに合わせて行動するので、一度強く叱って、「なぜ静かにすることが大切なのか。」理論的な説明をすれば、それは達成できます。
ですが反対に、子どもたちにしゃべらせることができるコーチはそう多くないかもしれません。事実、週末サッカーチームの方で試合していても、
「なんでしゃべらねーんだよ!!」
「お前には口がねーのか!!」
と、しゃべることに関しての指導は、意外と精神論で片づけられてしまうケースがあります。
ネット環境が発達し、地方高齢化が進むなど、老若男女多様な人としゃべる機会が減っているのがコミュニケーション能力低下の一つの要因だったりするのでしょうね。今朝のニュースでも、『WHO(世界保健機関)がゲーム依存を病気として認定した。』と報道していました。
それでも、我々指導者に求められるのは、そういった時代の中でも子ども達を育てていく指導力なんでしょうね。
「しゃべること」をテーマにトレーニングをした事はありませんが、例えば、
・サイレントトレーニング(身振り手振りのみ)
・目隠しして宝(ボールなど)探しゲーム
などはアイスブレイクでやったりしますね。
あとは、子ども達としゃべる機会をトレーニング中もしくはそれ以外の時間でつくる事も意識しています。
フットサル・サッカーのテクニックに加えコミュニケーション能力も育てていけるトレーニングを考え実践していくことが、一つ私の課題になりそうです。
それでも、一度のレッスンで積み上げさせられる経験値にも限りがあります。やはり周りの大人が、普段から子どもとしゃべる機会をつくる様にすることが、まずは第一歩になるのかもしれませんね。