こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
先日お知らせにて告知をいたしましたが大府校およびNAS大高校は、2020年度大府グリーンで開催されますU-8.U-10カテゴリーのリーグ戦に参戦いたします。
詳細はこちら>>>https://oceansschool.com/32211
このリーグ戦参戦というエピソードは、おそらくスクールに大きな変化をもたらしてくれると思います。
▽リーグ戦が生徒達にもたらしてくれる変化
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生徒全員のやる気の質が上がる
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戦術的な能力が伸びる
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勝つために本当な必要なものはわかる
1つ1つ解説していきます。
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生徒全員のやる気の質上がる
やる気とは、あるか?ないか?の2択ではなく、段階があり質が重要です。
(『自己決定連続体』)
やらされている状態から少しずつステップアップして、「好きだからやる」という最高質のやる気を手にすることが、育成年代では何よりも重要です。
例えば「怒られたくないからやる」というのは、やる気の中では質の低いものになります。
学習の効果は低いですし、持続しません。
やる気の質を高めるには心に栄養を与えないといけません。
【心(=やる気)の3大栄養素】
①自己決定(自律性)
②有能感(上達の実感)
③関係性(受け入れられている実感)
フットサルを初めて日がない子達にとって、1番大切なのは小さな成功を積み重ねていくことです(『クイックウィン』)。
そうすることで今まで以上にフットサルにハマっていきます。
また苦手意識や壁を乗り越える経験ができると、一気に自信が深まります(『生理的情緒的高揚』)。
『生理的情緒的高揚』は、非日常のイベントにチャレンジすると得られやすいと考えています。
話がややこしくなって恐縮ですが
小学生年代の子達にとって大切なのは、フットサルにハマっていくことであり、そのためには非日常であるリーグ戦がもたらす効果はとても大きいものになるだろうと思っています。
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戦術的な能力が伸びる
戦術的な能力とは、例えば相手の守り方を見て「それならこうやって攻めてみよう」というような『戦い方』のことです。
ひたすら自分の能力を高めてどんな相手でも打ち勝てるように己を磨いていくことも大切だとは思いますが、地球上にそれだけで勝てる選手は1人もいません(メッシでも無理です)。
戦術とは決して小難しいものではなく、1対1で考えれれば「右に行こうとして、相手がついてきたから左に行こう」というようなものです。
普段から当たり前にやっていることが、なぜリーグ戦に出ると特に伸びるのでしょうか?
それは普段戦っていない相手と定期的に戦えるからです。
スクールの練習時間内にやる試合は紅白戦です。
もちろん効果的なトレーニングにはなりますが、どうしても『知っている相手』との戦いになります。
反対にリーグ戦では基本的に知らない相手との戦いなので、「こういう相手にはこうやって戦ってみよう」という戦術的な工夫が伸びてきます。
(もちろん何も考えずに戦っては効果半減です)
その積み重ねが生徒たちを大きく成長させてくれると思います。
大府校の育成目標である『上手くて賢い選手の育成』の特に”賢い”というところをリーグ戦が伸ばしてくれることになると思います。
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勝つために本当な必要なものはわかる
スクールのメリットは目先の勝敗に惑わされず、子ども達にとってその時々で本当に必要なことに力を注いで育成できることだと私は考えています。
しかし、どうしても『チームが勝つためにプレーする』という本質から外れてしまう危険性を常にはらんでいます。
良い選手の定義は人それぞれでしょうが、私は『チームを勝たせることができる選手』『チームの勝利に貢献できる選手』であると定義しています。
チームが勝つために自分ができることを100%やることが、コートに立つ選手の使命です。
リーグ戦という真剣勝負の場で、勝ったり負けたりしながら、勝つために本当に必要なことは何か?をそれぞれが掴んでいってくれると思っています。
最後に保護者の皆様へお願いです。
私はこのリーグ戦を失敗させるための機会だと考えています。
生徒達には「絶対勝とう!」というかもしれません。
試合中は勝つために私も最善の努力をしますが、彼らの最終的なゴールは目の前の試合に勝つことではなく、将来良い選手に成長することです。
そのために今必要なことはたくさん失敗することです。
ベンチから先読みしてコーチングをすれば、試合には勝てるかもしれません。
しかし、それでは子どもの失敗の機会を摘み取ってしまうことになります。
保護者の方も試合中は”応援”に徹して頂ければ助かります。
まだまだ空きはございます。
ご参加ぜひお待ちいたしております。