こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校・みなと校コーチの木村です。
秋はサッカー少年達にとって、受難の時期ですよね。
ジュニアユースのセレクション…
公式戦…
それに付随するレギュラー争い…
A,Bチームの振り分け…
トレセンの合否…
全てが上手くいけば良いですが、そんなに甘くはありません。
壁にぶつかっている生徒達も多いのではないでしょうか?
そんな生徒達に少しでもヒントになればと思い、私が選手を評価する時の基準の1つを書いてみたいと思います。
チームのセレクションか?特別クラスのコーチ認定か?によって評価基準は変わりますし、何より何年生を対象にしたものかで全く変わりますが、この基準は変わりません。
1stタッチに工夫があるか?
例えばダイレクトで味方にパスをしたり、スペースがある方に動かしたり、わざと足元に止めたり、キックフェイントや体の向き、目線での駆け引きしたり
というようなプレーができるかどうかを見ます。
なぜ1stタッチに着目するかというと、パスを受ける前に周囲の状況が把握できていないと良い選択ができないプレーだからです。
結果的にミスになったとしても『状況が把握できている』『狙いを持ってプレーできている』ことの方が、大切だと思っています。
もちろん技術を軽視しているわけではありませんが、技術が高い選手は放っておいても目につくということもありますし、私の経験的に1stタッチに工夫があるが、技術的なミスで実現できていない選手というのは、技術が安定してくる高学年や中学生になると一気に花を開くイメージがあります。
つまり伸びしろが大きい選手なんです。
もちろんこのような思考は私の指導にも大いに反映されています。
例えば↓↓↓こんな感じです。
動画で紹介しているプレーで言えば、パスを受ける前から1stタッチでかわしてシュートまでいくイメージが持てていたのだと思います。
もしくはパスに対してDFが強く寄せて来たのを見て、とっさに判断したのかもしれませんが、どちらにしても素晴らしいプレーです。
ここでもし、トラップをミスしたとしても私はそのアイディアを褒めていたと思います。
実際にこの生徒も最初から技術が高かったわけでは無く、半年前までは1stタッチのミスもありましたが、今では技術も身について来て、見事にエリートプログラム(名古屋オーシャンズFSの選抜チーム)にも合格しました。
上記のように苦難の秋を過ごしている生徒がいたら、是非1stタッチをどうするか?をイメージしながら練習してみてください。
そうすることで周りを見る習慣が身につき、精神的にも落ち着いてプレーできるようになります。
精神的に落ち着ければ技術的なミスも減ります。
セレクションやレギュラーを選ぶ際に「あの選手はよくボールを失うからなぁ」というネガティブなイメージがあるとかなり不利になると思います。
大事な試合こそ失点しないことが大切になるからです。
サッカーだとポジションによっても変わってくると思いますが、簡単なミスでボールを失ってしまう選手は、極端に言うと監督やチームメイトから信頼を失い、最悪パスが来なくなってしまいます。
そうならないためにも1stタッチにこだわってプレーすることはとても大切です。
基本的に私はスクールはもちろん、選抜チームを指導する際も減点方式で選手を見ることはしません。
「キックができていないから…」
「ドリブルが苦手だから…」
「体格が小さいから…」
こんなことを気にしていては、育成年代の指導などできません。
できていないこと = 伸びしろ
です。
しかし、選手同士を比較して優劣をつけなければいけない場面というのは、スポーツには必ずあります。
真剣勝負の世界で生きていく上では避けては通れないものです(厳しい世界ですね)。
大切なのは壁にぶつかった時に、理由を見つけて工夫して乗り越えていくことです。
そのためのきっかけにこのブログがなれば嬉しいです。
オーシャンズスクールでは生徒1人1人の成長に寄り添って、最大限サポートしていきます。
サッカーチームでのお悩みなどありましたらお気軽にご相談ください!
これからもよろしくお願いいたします!
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