こんにちは〜
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
桑名校コーチの下畝地です!
2020年度のラストイベントとして3/31 (水) に四日市校 vs 桑名校の「三重クラシコ」を開催しました。
特にU-12部門ではお互いの校の色がかなり濃く出ていましたので、分析等含めた深掘りレポートをあげたいと思います。
▶︎ U-9 (小学1〜3年生) 部門
みんな気持ちを前面に出して戦っていました。
試合前に確認していたポイントは主に2つで、
「相手ゴール前ではボールと反対サイドのゴールポストの位置でサポートに入ること」
「ボールがオフになった時 (相手のクリアランスやキックインで始まる時) はボールを見るのではなく、1人1人が相手選手を1人づつマークすること」
この2つでした。
みんな試合中に声を掛け合ってよくできていたと思います。
また多くのゴールも生まれて見応えのある試合が多かったです!
▶︎ U-12 (小学4〜6年生) 部門
*小学3年生の飛び級参加もありました
結果的には8-11で負けてしまいましたね〜
ただ、試合内容はとても痺れる展開で四日市校の戦術 (チーム全体で意図していること) に対してコーチとしては随時修正力が求められる内容でした (笑)
事前に四日市校の竹村コーチからはレベルの高い選手が集まっているということを聞いて俄然燃えていましたが、最終的には四日市校のグループ戦術にやられてしまいました、、
少々長くなってしまいますが色々まとめたので下記をご覧いただければと思います (それだけ濃い内容でした)
❶ 各校の色
オーシャンズスクールはマニュアル等ないので各担当コーチの色がそのまま反映されます。
桑名校で言えば「1人で打開していく個の力」、四日市校で言えば「グループ戦術を駆使した組織力」でしょうか。(サッカーをされている方なら理解いただけると思いますが、桑名校はレアル・マドリード的で四日市校はバルセロナ的な感じです)
当日集まっていた各校の6年生の色がまんまそれで、桑名校の6年生の子は1人で2,3人を突破してシュートまで持ち込むスタイルでした。
対して四日市校の6年生は周りの選手を上手く使いながらシュートまで運ぶスタイルでした。
育成に正解はないのでどちらが良いとかはありませんが、この点をおさえていただければ当日の内容も頷いていただけるのではと思います。
❷ コーチ同士の駆け引き
実は当日コーチの中でも色々な駆け引きがありました (笑)
自分の中で四日市校の子達は「フットサル的な戦い方」で来るだろうという予想がありました。
フットサルは攻撃の戦術がとても多彩でレベルの高い選手達がビジョンを共有してそれを実行すると手を付けられない感じになります。
なので、昨日の桑名校の子達は目の前の相手選手に絶対にやらせてはいけないという「マンツーマン」の守備を選択していました。(マンツーマンを実際に実行することはとても大変です)
子供たちには「ボールを見ても情報ないから人を見よう!」と事前にミーティングしました。
そして攻撃面では前を向いた状態でボールを受けることができれば、桑名校の子達は突破できるという自信があったので全体で戦術を共有するということはしませんでした。(唯一、ファー詰めだけは徹底するように言いましたが)
また出場する選手だけはコーチで回していきましたが、ポジション等は全て試合中の選手に任せました。
序盤に桑名校の子達がドリブルで剥がして得点を重ねたりチャンスを作っていたことで、途中から竹村コーチが絶対に守備者を1人余らせていましたね。
指導者が現場で起きていることに対して問題点を見つけてすぐに改善できるのか。
確かにメンタルの点から子供に声をかけるのも良いですが、精神論だけではプレーの本質に沿った成長はないと思います。
指導者が確かな知識を持って正しくアプローチすれば子供は楽しくプレーしながらも相手を上回る楽しさを掴めると思います。
▶︎ フットサルは頭も体も鍛えられる
序盤は一進一退という感じでした。
そして中盤にかけて一瞬の切り替えの部分での差が出たりで徐々に離され最後に追い上げるような展開だったでしょうか。
保護者の皆様から見てももとても面白い試合だったと思います。
また育成年代でフットサルに取り組む醍醐味が詰まった試合だったと思います。
特に飛び級で参加していた3年生たちには非常に良い経験になったと思います。
いつもより緊張感のある展開と一瞬の切り替えやマンツーマンディフェンス。
そういったことを本気の試合で経験できたことは何にも変え難いものになったと感じています。
相手を上回るには「頭をフル回転」させなければいけないこともよく分かったと思います。
コートの大きさや出場選手の少なさから常にボールに関わることが求められるフットサル。
サッカー選手としての成長にとってもかなり有益です。
圧倒的に上手くなりたいならやはりサッカーだけでなく、フットサルに取り組むことも重要だと再認識しました。