こんにちは、NAS大高校、みなと校コーチの廣瀬です。
春は出会いの季節ですね。
3月は別ればかりで、切ない気分になった日も多かったですが、
4月は刺激的な日々です。
新しく出会った生徒たちからも刺激をもらっていますし、今まで担当していた生徒たちが、環境が変わり、どのような振る舞いを見せてくれるのかも、興味深いです。
そもそも、新しい出会いを「刺激的」と感じられるのは、私が大人だからであって、たいていの子どもは、緊張のほうが先に来ることが多いと思います。
特に、カテゴリーが上がり、在籍クラスが変わった生徒は、まだ普段通りのプレーができないと思います。
ですが、フットサルというスポーツは「相手」と「仲間」が常にいる相対的なスポーツであり、個人で記録や成績を伸ばすスポーツではないため、それは自然なことです。
例えば、相手の「守備」が速くて強くなれば、攻撃面のプレーが発揮しにくくなるでしょう。相手のパスやドリブルが速くて正確になれば、守備はしにくくなるでしょう。子どもにとって、それらは「階段ではなく、壁」と感じられるかもしれません。すべての子どもがすべてのケースで、気持ちの強さだけで解決できることはないので、私も積極的にフォローしています。壁を乗り越えたら、それはつまり「成長」です。一緒に頑張りましょう。
逆に、下級生が入ってきて「先輩」になった生徒たちの振る舞いもチェックしています。ポジティブな面で言えば、自分のプレーが発揮しやすくなって、小さな成功体験をたくさん積み、一気に自信がついて劇的に成長することがあります。また、下級生や後輩にアドバイスなどをできる子は、自分のプレーも向上しやすい傾向があります。
ネガティブな面で言うと、自信が「勘違い」になってしまうケースや、文句が習慣になってしまうケースがあります。例えば、目の前のDFをドリブルで抜きやすくなり、パスの選択肢を完全に捨ててプレーしたり、パスが成功しなかった際に、パスの出し手(あるいは受け手)である下級生や後輩に文句を言うケースです。どちらのケースも、間違った成長につながる恐れがあるので、私の場合には早めに話し合います。
全員が同じレベル、同じ特徴でないから面白いのがチームスポーツで、そうした環境の中で順応すること、力を発揮することが、実は選手としても、一人の人間としても成長する大きな要素なのではないかと思います。