『テクニック(技術)だけでいいんですか?』
名古屋オーシャンズフットサルスクール桑名校の永谷コーチです!
4月に入り新年度が始まりました♪
今年度もよろしくお願いします!
テクニック(技術)はいくらあっても困りませんよね。
むしろあった方が良いに決まっている。
コーチも足技が好きで良くボールをコネコネしてます。
だけど
テクニック(技術)がある=試合で活躍できる
これは間違いです。
テクニック(技術)だけでは相手の守備は突破できません。
ボールも保持できません。
大切なのはテクニック(技術)を活かす〝判断〟です。
いつ自分が持っているテクニックを使うのか?
そのテクニックをどのように使うのか?
選ぶプレー、使い方によって結果は大きく変わります。
対面パス(単純な止める、蹴る)が非常にうまい選手がいたとします。
その選手が試合でパス回しができるかと言えばまた別の話です。
なぜなら試合ではいつも状況が違うからです。
見方の位置も相手の位置も同じ状況はありません。
右にパスを出した方が良い場面、左にパスを出した方が良い場面、前に出した方が良い場面、あるいはパスでなくドリブル、シュートを選択した方が良い場面と様々です。
このようにテクニック(技術)をいつ、どんなタイミングでどう使うかを常に選ばなければいけないのです。
サッカー、フットサルにおいて正解はありませんが、その選ぶプレーによってチャンスをつくり、ゴールを決めれるか、あるいはボールを失うかが変わってきます。
もう一つ例をあげるなら、そこそこテクニック(技術)があるドリブル大好きな選手がいたとします。
1vs1なら相手を抜くことができる選手です。
※ただし1vs2で抜いていく技術はない。
こういう選手が試合で相手にいたら嫌ですよね。
ですが止める方法はあります。
一つの方法としてはカバーリングをつける。
ディフェンスの鉄則です。
こうすることで2vs1、3vs1と守備側有利な状況をつくり出すことができます。
ここでこの選手が勝負するとボールを失います。
今この選手に必要なのは無謀に勝負することではなく、いつ勝負するかを考えることです。
相手と駆け引きをしてうまく1vs1の状況を作りだすことのできる選手になれば自分の持っているテクニック(ドリブル)でチャンスをつくり出せるでしょう。
自分が持っている『テクニック(技術)』を活かせる『状況把握』+『判断力』があって初めて良い結果に繋がるのです。
ただ勘違いしてほしくないのは今この選手に必要なものであるということです。
2vs1では抜く技術がない選手にとってのやり方であって守備が2人、3人いても突破するテクニックがあれば勝負するという判断も良い結果に結びつきます。
(今後、この選手もそういう技術をつければ良いと思います。)
テクニック(技術)は要らないということではありません。
テクニック(技術)は絶対必要です。
テクニックがなければ試合で活躍できません。
しかし、
フットサル、サッカーはテクニック(技術)だけでは良いプレーはできません。
状況を把握するチカラ、それをもとにプレーを選ぶ判断力が必要です。
そしてそれを形にするのがテクニック(技術)です。
フットサル、サッカーは認知→判断→実行の順番で進んでいきます。
認知とは顏を上げる、周りを見るなどの《状況把握》すること【認知】です。
判断とは【認知】を元に何をするのかプレーを決めること【判断】です。
最後に【判断】を形として表すのが【実行】です。
【認知】見る
【判断】考える
【実行】テクニック
サッカー、フットサルは頭で始まり、足で終わるスポーツです。
最初の認知、判断を疎かにして実行(テクニック)の部分ばかりトレーニングしても良い結果にはなりません。
テクニック(技術)は見ている側にもやっている本人にも一番わかりやすく効果を実感できるものです。
非常に重要なものですがそれだけになってしまってはいけません。
大事なのはプレーの原則を知ること。
認知→判断→実行
どれか一つ欠けてもうまくいきません。
これに気づいてプレーするか、気づかないままでプレーするかでは成長がまるで違ってきます。
名古屋オーシャンズフットサルスクール桑名校では原則を理解し、プレーする大切さを伝えていきます。
もちろん楽しむことを忘れずに!