こんにちは。エリートプログラムコーチの木村です。
すでにお知らせさせていただいている通り、エリートプログラムの5年生向けのセレクションを9/26(日)、10/3(日)に実施いたします。
詳細は下記のページからご確認ください。
今回のブログはエリートプログラムがどんな戦い方をするか?について書きたいと思います。
先に書いておきますが、戦い方に良い悪いというのはないと思います。
もちろん育成というのを考えた時にあまりにも将来性の薄い、特殊な戦い方はよくないとは思いますが、逆に言うとそれ以外は全て極端に言うと指導者の好みになってきます。
それを踏まえた上で読み進めていただければと思います。
▽エリートプログラムの戦い方
なかなか一言では言い表せないのですが
『5人が連動して攻める・守る』
『スペースを創って使っていくフットサル』
という感じでしょうか。
『5人が連動して攻める・守る』というのはイメージしやすいかなと思います。
例えば前線に背の高い選手を配置して、そこにボールを放り込んでいくようなスタイルではありません。
偶然ではなく必然で勝つ‼︎というのも私がよく使う言葉です。
『スペースを創って使っていくフットサル』
これは説明が必要かもしれません。
フットサルは狭いコートで行うのが特徴のスポーツです。
最初から広大なスペースが広がっていて、スペースにボールを出してヨーイドンという状況はほとんどありません。
ボールを持っていない選手が例えば相手にとって危険なスペースに走っていけば、相手は対応せざる得ません。
そうして生まれたスペースを他の選手が活用していくようなスタイルを目指しています。
現在行われているフットサルW杯のスペイン代表のようなスタイルと言えばわかりやすいでしょうか?
(日本惜しかったですね…)
▽相手によって戦い方を選ぶ
そして大きな特徴の1つが相手によって戦い方を選ぶというところです。
つまり引き出しの中にいくつも戦い方という武器を持っておいて、相手に応じて適切な戦い方を選ぶというものです。
言い換えると大人な戦い方という言えるかもしれません。
これに関してはスペイン遠征の影響が大きいかもしれません。
昨年はコロナウィルスの影響で見送りましたが、エリートプログラムは例年スペインに遠征に行っています。
スペインのチームは本当に成熟しています。
語弊を恐れずに言えば、頭の中は日本の高校生と同じレベルだと思います。
技術的にはこちらが優勢でも、色々な手段(武器)を用いて崩されてしまうという経験は日本ではなかなか体験できません。
特に圧巻だったのはFCバルセロナです。
タイムアウトやハーフタイムごとに色々な対策を打たれ、まさに乾杯でした。
我々がチーム結成間もない時期だったことを踏まえても、凄まじいインテリジェンスを見せつけられました。
あのFCバルセロナが我々の1つの理想であり、スペインの同世代のチームが指標となっています。
▽どんな選手が育つか?
エリートプログラムはチームで連動して戦うというスタイルのなので、フットサルIQが高く味方と上手く連動できる選手に育っていきます。
しかしそれだけではありません。
なぜなら集団でコレクティブに戦うチームだからこそ、個で打開できる人材も貴重になってくるからです。
数年前には『天才』というあだ名で呼ばれた選手がいました。
左利きでとてつもない技術を持っていて、1対1なら必ず打開できるし1対2でもかなりの確率で勝つことができる選手でした。
ただし味方を連動するスキルは入団当初は低く、そういった面も含めて半分イジりも込めて『天才』と呼ばれていました。
何が言いたいかというと、チームの方向性はブレずにあるものの選手1人1人の個性を大切にして育成しているということです。
▽動画で観る『エリートプログラムの戦い方』
最後にエリートプログラムの戦い方がよくわかる動画を2つ紹介します。
現U-11のプレー集です。
現U-12のバーモントカップのゴール集です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
上述の通りエリートプログラムは、5年生のセレクション参加者を募集中です。
スクール生はもちろん、一般のお子様のご参加も可能です。
うちのチームに最初から上手だった選手はいません。
そういった意味ではエリートという名前はそぐわないと思っています。
日々の活動を通してフットサルを学び成長していってくれている選手ばかりです。
ぜひ皆様の挑戦お待ちいたしております。