こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校みなと校コーチの木村です。
昨日は月に一度行っているオーシャンズスクールと外部コーチをお招きしての指導者研修会でした。
普段はコーチ陣が生徒役とコーチ役に別れて実践形式で研修を行うことが多いのですが、今回は違う形式を採用しました。
◎ビデオを使ってのフィードバック
今回は実際のスクールの指導風景をビデオで撮影し、事前に各コーチに観てきていただき、フィードバックをもらう形式にしました。
コーチが生徒役になると、実際のスクールでは起こらない現象が起きたり、言葉遣いや細かい立ち振る舞いが、半ば無意識に変わってきてしまいます。
その点今回のようなスクールを撮影する方式では、普段の指導が見られるためある意味嘘がつけない、言い訳できない状況になります。
そして今回フィードバックをもらうのは、私木村でした(もう1人は竹村コーチ)。
◎頂いたフィードバック
頂いたフィードバックの一部を載せます。
(下畝地コーチ)
- 見ていて斬新だと思った(トレーニングメニューにオリジナリティがある)
- フィジカルのポイントを選手がしっかり把握しているのが良い
- テーマと少しズレたかも
- 振替の紹介とか丁寧で良い。子供が安心して練習できるように気を使っている
- 木村コーチの生徒はしっかりしている印象がある
(竹村コーチ)
- トレーニング①はオリエンダードの意識付けにもなる
- 認知のトレーニングとして良い
- 遠い足のインサイドと近い足の足裏という表現がすごく良い。
取り入れる - ミーティングの時、自分(竹村コーチ)は目線の高さを合わせるようにしている
(廣瀬コーチ)
- 学びと運動量と雰囲気のバランスが良い
- 守備側がランダムな配置のトレーニングだが、
システム攻撃でも守り方はまちまちなので全然良いと思う - トレーニング①にGKつけても良い
- 子供が自然に発想できない攻撃方法(この時はピサーダ)をアイディアとして与えたのが良かった
- トレーニング②で認知へのシンクロをさらに多くしても良かった
◎指導者は簡単に勘違いできる
私は指導者は『簡単に勘違いができる』『天狗になれる』と思っています。
ましてや相手が小学生以下である私どものような育成指導者は尚更です。
なんとなく偉そうな態度を示して、20年30年前からアップデートしていないような知識をひけらかして、他者を批判していれば、凄そうに見えるものです。
カリスマっぽく見せる一番の近道は、他者を否定することだと私は思っています。
毒が過ぎました。すみません。
そういった指導者は残念ながら世の中にたくさんいます。
そういった裸の王様にならないためにも、定期的に外に出て厳しい目で評価してもらう必要があります。
それが今回の機会でした。
◎当たり前が当たり前じゃない
今回頂いたフィードバックで予想外だったご意見があります。
「木村コーチのところの生徒はみんなしっかりしている印象がある」
という下畝地コーチから頂いたコメントです。
まずは「それは本人とご家族が素晴らしいからだよ」と思いました。
私の影響などあったとしてもほんの少しだと思います。
とは言え振り返って考えると『目標から逆算して考えるマインド』を身につけてもらえるようにアプローチしたり
『成長する楽しさを経験してもらう』という私の根底にある理念もほんの少しですが、影響しているのかもしれません。
廣瀬コーチには「木村コーチは中学生や高校生が言われるようなこと(取り組み方など)も小学生にも言いますよね」と言っていただきました。
それが良いことなのかはさておき、私にとっては当たり前なことが、同じオーシャンズスクールのコーチという近い存在の方々にとっては、当たり前のことじゃないというのは非常に興味深かったです。
◎他のコーチの指導を見て得られるもの
竹村コーチの指導をビデオで見られたのも非常に勉強になりました。
竹村コーチが指導されているUNICO MIE(三重県のフットサルチーム)とは、私が担当しているエリートプログラムを通じてたくさん交流してきました。
なのでどんな指導をされているか、だいたい予想はできていましたが、予想通りとても雰囲気の良いスクールでした。
指導の際の細かい言葉遣いや言い回しに「これは真似させてもらおう」と思うものがいくつもありました。
オーシャンズスクールには10名弱の指導者がいます。
背景や年齢は違えど、日々目の前の生徒たちを本気で成長させようと”戦っている”指導者ばかりです。
そんな指導者の皆さんと意見交換できる環境は本当にありがたいです。
◎全ては生徒たちのため
今回の研修は私にとってある意味挑戦でした。
気がつけばオーシャンズスクールのコーチとして一番のベテランになってしまいました。
しょうもないプライドなど元々持っていませんが、それでも研修に当たって「下手なものは見せれない」と思ったのは事実です。
(とは言え普段通りの指導を見てもらうことになりましたが)
厳しい意見をいただくのも全ては私自身の成長のため、そして私が成長することが生徒たちの成長にも直結します。
これからも生徒たちの成長のために、どんどん挑戦を続けていこうと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからも全力で指導させていただきます!