こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
先日大変嬉しい出来事がありました。
大府校でいっしょに練習していた仲間であり、イタリアでがんばっているカズトのお母様からメールが届いたのです。
許可をいただきましたので、(個人情報に当たる部分を一部修正し)ブログに掲載させていただきます。
きっとみんなの励みになると思います。
木村コーチへ
カズトの母でございます。
いつもPICROを拝見しております。今月はエリートのセレクションがあるのですね。
帰国が夏になりそうなので、「秋のセレクションにチャレンジできるようイタリアで頑張ろう」と話しています。
また、コーチが生徒一人ひとりにエールを送った愛情溢れるブログの記事や、練習動画も拝見しました。「ヤッベ〜、みんな凄く上手くなってる!」「ソウタはユースに行くのかな?寂しいけど凄いな!」とカズトも仲間の活躍を喜んでいます。
帰国後、また木村コーチに習えたらいいねと家族で話しておりますので、本年もよろしくお願いいたします。
木村コーチへ
コーチからのお返事、カズトが喜んでいます。ブログにインタビューを掲載していただけるとのこと、光栄です。
- 所属スクールについて
昨年からローマのTrastevere Calcio 1909 という、110年以上の歴史があるクラブチームのスクールに通っています。フランチェスコ•トッティがセリエAのAS Romaに入る前にいたチームとしても有名です。
2.イタリアの少年サッカーとオーシャンズの違い
オーシャンズのみんなは、特に判断が早く、足技、集中力が凄いと思います。試合中も声を掛けあったり、励ましあったり、チームワークがとても良い所が僕は大好きです。
一方イタリアでは、背が高くて筋力がある子が多く、プレーに速さと強さがあります。プレースタイルもアグレッシブで、身体を強く相手に当ててボールをとる事が多いので、体幹の強さが必要です。また、チーム内の練習試合でも常に本気でプレーするので、ミスをすると仲間から厳しい言葉が飛びます。身体も心ももっと強くならなければいけないと思っています。
3.オーシャンズの練習がイタリアで役立っている事
木村コーチが、いつも「常に周りをみろ」「相手とゴールの間に入れ」と教えてくれたので、マークが上手になりました。オーシャンズでは、次の動きを早く考える練習も沢山したので、イタリアでも冷静にプレーができるようになりました。
4.オーシャンズの仲間へのメッセージ
Youtubeでみんなのプレーを見ています。2年前に比べてどんどん上手くなっていて、僕も負けないようにイタリアで頑張ろうと思います。今年の秋にはオーシャンズに戻るので、また一緒にプレーできるのが今から楽しみです。
今のチームの大親友と
スピードと強さ重視のサッカー(今週の練習試合)
AS ローマのサマーキャンプに激励に来てくれたエルシャラウイ選手と2年間通ったASローマ時代
木村コーチ
最初はイタリア語ができなくて仲間に入れなかったり、信頼されずボールが回ってこなかったり、身体も小さくスピードも強さも足りないので意地悪を言われることもありました。
色々と苦労をしながら成長した4年間だったと思います。
最近はイタリア語も話せるようになり、チームでもイタリア人の大親友ができました。試合中にチームメートに指示を出したり、コーチと動き方について議論したりもできるようになり、随分と逞しくなったと思います。
以前通っていたAS Romaのサッカースクールですが、残念ながらセレクションで落ちてしまいました。
U7で入団した時も3日間のセレクションがあったのですが、入団後も毎年セレクションがあり、残念ながら3年目のU9のセレクションで落とされた約6割の一人となってしまいました。
名門クラブチームは、毎年スクール上位層の生徒だけを残し、試合で対戦したチームのエースをスカウトします。
毎年どんどん選手を入れ替え、高校入学前の年齢でプロ契約をし、早い時期から優秀な選手を獲得するそうです。
カズトがセレクションに落ちた当時はまだ小学3年生で、2年も通ったチームに残れないという人生初の挫折を味わい可哀想でしたが、スポーツ界の厳しさを親子で学んだ良い経験でもありました。
自分の背番号の入ったAS Romaのユニフォームを着てピッチに立たせて頂いた誇らしい気持ちも、何日も涙を流す程悔しかった経験も、全て彼の人生の肥やし、そしてキラキラと輝く思い出になればと願っています。