皆様いかがお過ごしでしょうか?
よく子どもが水筒やカバンを投げてしまったり、紐を解かずに靴を脱いだ際に「モノは大事にしなさい!!」という言葉をかけるのは全世界共通だと思います。なんでですかね?理由はいまいちよくわからないって子どもたちは感じているのではないでしょうか。
正直いってその程度で道具は壊れないですし、踵が潰れてしまっても靴としての機能は十分に果たせます。「なんでだめなんだ?」って子どもは感じているんではないのかな?と思いますし、実際にちゃんとした理由があれば一発で道具を大事にしてくれるようになるのかな?とひたすら考えていました。
そもそもこれを考え始めたのはあるクラスで忘れ物が多発していたことがきっかけでした。帰る前に「忘れ物すんなよ〜」と声をかけてもボールが置いてあり、翌週に「自分のものは大事にしないとダメやん?」と注意する。これの繰り返し。もちろん僕が全て渡せば解決しますがそれはその場だけの解決に過ぎませんよね。さて何故なんだというきっかけです。
お母さん・お父さんが与えているのはモノではなく期待と環境
なんでお母さん・お父さんはなんでお金を出してモノを買うのでしょうか?子どもに靴やボールをあげたい訳ではないですよね?そのあげたモノを使って楽しんでほしい、頑張ってほしい、上手くなってほしいからではないですか?
なので「モノを大事にする=お母さん・お父さんの気持ちを大事にする」ということになるのではないでしょうか。
実際に僕がこの考えにたどり着き、忘れ物をする子に伝えてからその子たちは忘れ物をしていません。
親に感謝し、恩返しをしたいと思えば、選手として大成し、大金を稼げるようになるしかない。「大成した選手は例外なく親孝行だ」。
こちらは野村克也さんのお言葉ですが、一流のプロの方は皆周囲、環境への感謝が大事だと発言しています。自分に対しての気持ちを無碍にしない、環境に感謝する、それに正しい形で恩返しをする。今すぐにできることとして、お母さん・お父さんに気持ちを大事にして言葉、行動に示していく。だからこそ、自分のモノを大事にしなければなりません。
愛西校・NAS稲沢校・長久手校担当:松岡