NAS大高校、みなと校コーチの廣瀬です。
昨日、オーシャンズスクールのコーチ全員で、オーシャンズフィールドにてトップチームの
トレーニングを見学し、その後はトップチームのGKコーチによる「育成年代のGKトレーニング」
について講習をしていただきました。
GKについて語りたいこともたくさんあるのですが、それはまた別の機会にして
今回はGKに関わらず、中学高校で伸びていく選手の傾向についての話も話題になったので
そこに触れたいと思います。
アカデミー(中学生高校生)を指導されているコーチの方々は
私たちが主に指導しているU-12年代の「その後」に毎日触れているわけです。
私たちも自身の経験上や、OBの子たちのその後の姿を見る機会もあるので
スクールのブログ等でも度々書いていますが、やはりみなさんに対して
中学生高校生に毎日接している指導者の考えというのは参考になるのではと思います。
中学高校で伸びていく選手の傾向
・「こちら(指導者)の提案について、やってみよう!と思えるメンタリティー」を持っている
・やってみた上で、取捨選択ができる
もちろん選手の数だけ個性がありますので、あくまで傾向です。
言い換えると、素直さと自主性になるかと思います。
私はU-12チームのコーチもしている関係で、OB選手たちの近況などについて
アカデミーのコーチたちとよく話す機会があるのですが、その時にも、たいてい話の内容の多くは
プレーよりも選手個々の性格やメンタル面が多いです。(細かい内容はここでは伏せます)
あまり技術や戦術面の話にならないことからも、育成年代のプレーや成長に与える大きな要素というのは
心構えや姿勢という面が大きいと考えます。(思春期特有の難しさということもありますが)
小学生のうちに何を伸ばしたら良いのか
技術や戦術はもちろん大切ですが、プレーを楽しむために磨くものととらえるのが良いと思います。
チームメートや仲間と一緒に感情を揺さぶられる経験(大会や試合など)を通じて、
プレーすることが心の底から楽しいと思える状態になること。
目標までの過程を大切にして、自身の成功体験や成長実感を得ること。
試合などの結果や、一時の評価などを過度に気にして落ち込む必要は全くないです。
それらすべてが自身の成長の糧になるということを理解しておきましょう。
中学校でフットサルやサッカーを続けていくとしても、
小学生は競技のスタートラインに立つ準備段階で、スタートラインにすらまだ立っていないぐらいの
時期だと思います。そんな時期に、他の子と比べて多少優れている、あるいは劣っているということに
とらわれることも意味がありません。
レッスンやトレーニングで、技術や戦術やフィジカルだけでなく、素直さや自主性を育むことが
できる指導者にならないといけないなと改めて思った一日でした。