こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校みなと校コーチの木村です。
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さて今回のブログは保護者のサッカー経験の有無が子供の及ぼす影響について書きたいと思います。
よかったら最後まで読んでください。
◎ 「両親ともサッカー経験がないので…」というご相談
「両親ともサッカー経験が無くて…」というご相談をよく頂きます。
ご相談される方のお気持ちは良くわかります。
例えばお友達のお父さんがサッカーの経験者で具体的なアドバイスなどをされているのを見るとどうしても気になってしまうのが親心だと思います。
ただ私といたしましては、親のサッカー経験者の有無は子供の成長にほとんど影響しないと思っています。
それは過去の子供達の成長を振り返ってみての感想です。
サッカー経験のないご家庭のお子様もしっかり育っていますし、名古屋オーシャンズのアカデミーや強豪サッカークラブのジュニアユースに進学した選手もたくさんいます。
むしろサッカー経験がないお父様お母様だからこそのメリットもあると感じています。
◎ 我が子はエジソン???
話が逸れてしまいますが、私の娘は工作が好きです。
「今日は図工がある‼︎」
と楽しそうに学校に行っています。
欲しがる本は工作の本ですし、NHKの工作の番組を毎週録画して見ています。
家でも毎日のように何かを作っています。
「これ工作で使いたいからもらって良い?」
というのが口癖です。
私は手先が不器用で図工の授業も苦痛でしかなかったタイプなので、娘が作った物を見ると本当にすごいなと思います。
風船とペットボトルで空気砲を作ったり、自作でガチャガチャを機会を作ったり、私からすればもはや娘はエジソンです(親バカでしょうか 笑)。
ここからは想像ですが、もし私も工作が子供の頃から好きで色々な知識を持っていたら、ここまで驚かなかったと思います。
「ここはもっとこうしたら??」
「こうやった方が良いんじゃない??」
といった具体的なアドバイスをしていたかもしれません。
それはそれで良いとは思いますが、父親が本当に「こんなスゴイの作ったの?」と驚いた時の娘の嬉しそうな顔を見ると、親に経験が無いことも悪いことばかりじゃ無いなと思います。
◎ 質問して考えるきっかけを作ってあげる
話をフットサルに戻します。
上記のようにご家族にフットサルやサッカー経験が無いことは、悪いことばかりじゃない、むしろ良いこともたくさんあると私は思っています。
例えばお子様がダブルタッチでディフェンスをかわしたら本当にすごいと思いませんか?
キックを遠くまで飛ばせるようになったらスゴイ‼︎と思いませんか?
もし思われるのであれば是非そのお気持ちを素直にお子様に伝えてあげてください。
そして
「なんであんなすごいプレーができたの??」
「さっきのキックはどうやったの??」
と質問してあげてください。
質問に受け答えすることでお子様の頭の中が整理されるきっかけになるはずです。
お子様にとってなぜそうなったか?(why)を考えることはとても大切です。
失敗したプレーのwhyを考えることで、ミスの原因がわかり改善の第一歩となります。
成功したプレーのwhyを考えることも大切で、成功の要因が理解できれば同じような状況になった時に正しい判断がしやすくなります。
しかしこのwhy(なぜ?)から始まる質問は、質問する側とされる側の関係性によっては責められていると感じてしまうことがよくあります。
しかしサッカー経験のないお父様お母様だからこそ、そんな勘違いを生むことなくお子様が考えるきっかけを作ってあげれるのではないかと私は思います。
◎ 未経験だからこそ素直に質問ができる
子供というのは大人が思う以上に周りの状況や関係性を細かく把握しているものです。
普段からダメ出しをされるお父様に「なぜああいうプレーをしたの?」と聞かれるとプレーを深く考察するよりも先に「どう答えたら怒られないかな?」と思いがちです。
もちろんサッカー経験があるお父様やお母様でも本当に素晴らしい関係性をお子様と築いている方もたくさんいらっしゃいます。そういった親子関係は本当に素晴らしいと思いますし尊敬します。
ですが一般論として自分が経験してきたスポーツだからこそ、お子様への期待値が上がり「どうしてこんなことも出来ないんだ」という思考に陥りがちです。
「僕(私)のお父さんお母さんは、サッカーをやったことがない」という先入観を持っているからこそ、受け取るお子様側も素直にお父様お母様からのwhyに答えてくれることが多いと思います。
ある種対等な親子関係を築けているご家庭は、サッカー経験の有無は関係なくお子様がのびのびスクスクと成長されているように感じます。
そういったご家庭で育ってお子様は早ければ小学生の高学年、遅くても高校年代で逆転していきます。
そういった事例は何度も見てきました。
どうか自信を持っておおらかにお子様をサポートしていただければと思います。
◎ 他の子と比べたらオシマイ
上記のように両親のサッカー経験は長期的に見ればお子様の成長とは無関係だと私は考えております。
逆に言えば両親のサッカー経験は関係なく、ネガティブなスパイラルに陥ってしまう可能性があるとも言えます。
実際に「両親ともサッカー経験が無くて…」とご相談いただいた方の中には、お子様のためを思ってつい厳しいことを言ってしまうという話も伺います。
気持ちは痛いほどわかります。愛情があるからこそ、思いが強いからこそ摩擦が起こることもあります。
自分にサッカー経験が無いからこそ焦ってしまうという心情も理解できます。
ただそんな時は『他のこと比べない。比べるのは過去の息子(娘)自身』ということを意識されてみてはどうでしょうか?
「あの子はできているのに…」と思った時は「でも半年前と比べるとウチの子もできることが増えている」と思えたら「うちの子なりにがんばっているんだな!」と思い直すことができると思います。
わかってはいてもなかなか難しいとは思います。
ですが少しずつでも意識していればできるようになると思います。
お子様がサッカー歴1年ならお父様お母様もサッカー少年サッカー少女の保護者歴1年なのですから、共に成長していければ良いと私は思います。
偉そうなことを書いてしまいましたが、私自身も日々子育てに葛藤しています。
ウチは3人とも女の子で自分とは性別が違うので、少し落ち着いて接することができているという自覚も大いにあります。
それでも時々失敗してしまうので「他の子と比べない」ということを毎日自分に言い聞かせています。
子育てって楽しいですが難しいですね。
最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございました。
今後とよろしくお願いいたします。
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