皆様いかがお過ごしでしょうか、松岡コーチです。
※前回のブログはこちらから👇
最近は本当に上手い子が増えてきましたよね。海外で活躍できる日本人選手もどんどん増えています。日本人として嬉しいことですし、鼻が高くなるようなことですね。ですが、なぜかW杯で望んだステージまで進めていなかったり、親善試合などでも欲しい結果を獲得できていない気がします。これはなぜなんでしょうか。おそらくこの結果は『「上手い」=「強い」ではない』ということを表しているのではないでしょうか。
ジュニア年代では「うまい」が成長を妨げてしまうかもしれない
まず前提として、ジュニア年代では基本的に上手い選手が勝ちます。というよりも勝ててしまいます。それは、ボールに対して関われる人数が少なく、チーム・グループよりも対人の比重が大ききくなるからです。1対1で抜ける、かわせる。奪われない。そうするとその部分に依存してしまう。周りを見ずに仕掛けてしまう。それでも勝ててしまうし、なんとかなってしまう。「判断」「認知」のようなチームとして戦う上で必要な部分が養えないまま大きくなってしまいます。
うまいことはすごいことです。フェイントをたくさん持っているのは素晴らしいことです。対人の強さはとてつもない武器ですね。ただ、1対10で戦いを挑むべきですか?最初に見えた1人目に夢中になってませんか?
相手は何人なのか、どんな相手なのか。その周りには味方はいないのか、どこにいるのか。ゴールはどこなのか、、、1対1で勝てても敗者になってしまいます。相手のペナルティエリア内で相手を抜く必要はないいですよね。
立て篭もりも作戦、一旦逃げるのも作戦。勝つためには相手より多くの点を取らなければなりません。ドリブル突破はゴールを目指す手段の一つに過ぎません。それを決める要素は自分と周囲の状況で決めるものです。正しい武器の使い所を知らなければ、効果的に作用せず、ましてや自分や仲間を傷つけてしまうかもしれません。
努力で磨き上げた武器だからこそ、正しい使い方を学び、最大の効果を発揮してほしいです。
愛西校instagramはこちらから
長久手校instagramはこちらから