こんにちは!愛知県、三重県でフットサルを教えている名古屋オーシャンズフットサルスクールです。
「バッグにタオルを入れておきなさい」
「着替えは用意したの?」
「すね当てを忘れてるから届けてあげなきゃ」
子どものために親が注意をしたり手を貸したりすることは、どこのご家庭でもあることでしょう。
しかし、それが度を超すと過干渉になってしまいます。
多くの場合、自分が子どもに対して過干渉になっているかを判断することができません。
そして気付かぬまま過干渉を続けていると、子どもが問題行動を起こしてしまう可能性があります。
今回は、過干渉とはどのような状態なのか、それがどんな問題を引き起こすのかを詳しくお伝えします。
また、過干渉度合いのセルフチェックも付けておくので、ぜひご自身の子どもとの接し方を振り返ってみてください。
過干渉な子育てはどんな状態?
過干渉な子育てとは、ひとことで表すと子どもの領域に立ち入り、親の意思に従わせる状態です。
過干渉と似た言葉に過保護があります。
過保護は子どもがやろうとしていることを先回りしてやってしまうことや、子どもが望むことをなんでも叶えてしまうような状態です。
過保護の場合は、子どもの意思がそこにはありますが、過干渉の場合は、子どもの意思を無視してコントロールしようとします。
過干渉は子どもの意思や気持ちとは関係なく、親がコントロールしたり、行動を制限したりするため、子どもは大きなストレスを溜め込むことになります。
過干渉な親になってしまう理由はいくつかありますが、ひとつは親自身が不安や心配を抱えているケースです。
「こうしなければいけない」「こうあるべきだ」という自分自身が抱える焦燥感を子どもにも強制してしまうのです。
その他に、自己肯定感の低い親が過干渉になることもあります。
自己肯定感が低いために他者の評価を過度に気にする傾向が強くなります。そして子どもの失敗や間違いで自分の評価が下がることを恐れて子どもをコントロールしようとしてしまいます。
過干渉が子どもに与える影響
過干渉の子育てを続けると、子どもに悪い影響が出る可能性が高くなります。
ここではどのような影響が出る可能性があるのかを説明します。
自分に自信が持てない
子どもは失敗を乗り越えて成功することで自信をつけていきます。しかし、失敗もなく自分で乗り越えた成功体験もなければ自信は育ちません。
また、親に自分の気持ちを否定され続けると劣等感を抱くようになります。
自分を責める
良い子ほど、親からの指示や命令に応えようとがんばろうとします。
しかし、思うような結果が出せないと罪悪感を持ち、自分を責めてしまいます。
責任転嫁をするようになる
常に親の指示で行動をしていると、自分で考えて選択や判断をすることができなくなります。
自分で判断をしないので責任感を育むことができません。
そのため、もしも失敗をしても「親が言ったから」「他の人がうまくやらなかったから」と責任転嫁をするようになります。
これは、前の『自分を責める』タイプの裏返しとも言えます。自分を責めて傷つくことを避けるため、他人に責任を転嫁してしまうのです。
自己主張ができなくなる
自分の意見を言っても否定され手しまったり、親の指示通りに行動していたりすると、自分の意見を主張する力がなくなっていきます。
無気力になる
自分の意見が否定され続け、親にコントロールされつづけると、何をするにも意欲を持てなくなり積極性が失われていきます。
どんなことも自分で決めることができず、どうせ親が決めるという意識が強くなると、将来に夢や希望を持つこともできなくなってしまいます。
うまく人間関係を築けなくなる
親が子どもの気持ちを無視してコントロールをしている状態は、子ども自身を認めていないのと同様です。
親に認められていないため自分に自信を持てず、他人を信じることもできなくなります。そのため他者と人間関係をうまく築くことができなくなります。
イライラして乱暴な行動をとる
抑圧されつづけてストレスを溜め込んでいると、その感情が一気に吹き出してしまうことがあります。
その場合、親に対して暴言を吐いたり暴力を振るったりすることもあります。
一気に爆発しない場合も、親に対する憎しみや怒りの感情が募り、毎日イライラして乱暴な言動を取るようになることもあります。
他人を思いやることができない
親から自分の意見や思いを否定され続けると、自己肯定感が低くなり、自分自身を大切にすることができなくなります。
自分を大切に思えないため、他人を大切に思う気持ちも育たなくなってしまうのです。
あなたの過干渉度合いをチェック!
それでは、あなたが過干渉になっているかをチェックしてみましょう。
以下の項目で当てはまるものにチェックを入れてください。
□ 自分の子どもは年齢と比較して幼いと思う。
□ 子どもの話をさえぎり「そうじゃない」と自分の意見を話す。
□ 子どもの日記やスマホ、部屋などプライベートな場所(物)をチェックする。
□ 子どもに「〇〇しなさい」と言うことが口癖になっている。
□ 子どもの服装や髪型は親が決めている。
□ 子どもに対して「あなたのため」と言うことがある。
□ 親が決めた進路に進むように言っている。
□ 子どもが嫌だと行きたくないと言った塾(習い事)を無理に通わせている。
□ 友だち関係や休みの過ごし方を親が決めている。
□ 子どもの考えや行動をすべて把握している。
□ 子どもに対して守らなければいけないルールを5つ以上決めている。
□ 子どもが選んだものを親が変更させる。
もしも3つ以上チェックが入っているならば、過干渉気味になっているかもしれません。
過干渉な親にならないためには
『過干渉度チェック』で自分が過干渉になっているかもしれないと感じた方はショックかもしれません。
しかし、自分が過干渉になっていることには気付かないことが多いので、気付けたことで過干渉から抜け出す第一歩を踏み出せました。
子どもに対して過干渉になってしまう方は、ご自身にも親に認めてもらえなかった体験持つケースがあります。
また、子どもをちゃんと育てなければと過度にがんばりすぎて過干渉になっていることもあります。
過干渉な親にならず良好な親子関係を築くために以下のことを心掛けてみてください。
●子どもの言動を見守る
ついつい口出しをしたくなるでしょうが、見守る姿勢を意識しましょう。
アドバイスをする場合は否定の言葉ではなく、子どもの意思を尊重してヒントやコツを伝えるようにしてください。
●ありのままの子どもの姿を認める
他の子と比べるのはやめて、子どもができることを素直に認めてあげましょう。
他の子よりできる、できない、ではなく、自分の子どもなりの良さを積極的に見つけましょう。
●過干渉行動の見える化
過干渉になる行動は無意識におこなっています。
日常で過干渉な行動をしたときや、子どもが嫌な顔をしたときの言葉などをメモに記しましょう。
メモを見直し、それらの行動を取らないよう意識できるようにします。
●自分の中にある不安と向き合う
自分の中の不安を解消するために、子どもに対して過度な言動を取ってしまうことがあります。
どんな不安が子どもに対する言動に表れているのか、じっくりと自分と向き合って探してみましょう。
そして、自分の中の不安をコントロールしたり解決したりする方法がないか考えてみてください。
子どもの成長を促す良好な親子関係に
子育てにおいては、社会のルールを教えることや危険な行為を止めるなど、しつけやアドバイスは必要です。
そして子どもが自分で考え、自分の意思で選択していくことができるように、自立を促すことも重要です。
子どものためにという気持ちでの言動であっても、それが度を超してしまうと子どもにとってマイナスに働いてしまいます。そしてそれは親にとっても不幸なことです。
子どもを見守り、子どもの成長を促すようにして、良好な親子関係を築けるようになりましょう。
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