こんにちはNAS大高校、みなと校コーチの廣瀬です。
前回のブログについて、当事者の親御さん以外の方から、話しかけられることが結構ありました。
前回ブログ:【NAS大高校】【みなと校】我が子をどうほめたら良いの?
フットサルやサッカーをしている子どもの親御さんで、お悩みをお持ちの方が結構いらっしゃるんだなと改めて気づくとともに、ブログの内容もスクールのアピール内容だけでなく、親御さんの立場にたった内容の割合も増やさないといけなかったなと反省しています。
というわけだからではないんですが、この時期、サッカー少年たちの最後の大きな大会やセレクションなどがある時期でもあるので、前回と少し似たような内容になりますが、我が子の支え方について書きます。
全日本少年サッカー大会の県予選が始まっていますね。少年サッカーチームは、この大会を最終的な目標にしていることも多いと思います。当たり前ですが、優勝できるチームは1チームだけなので、それ以外のチームは悔しさを経験するはずです。また中学の進路先にセレクションを設けているチームも多いと思います。こちらも、「定員」というものは必ずあり、全員が合格できるわけではありません。
どちらも、かける気持ちが強ければ強いほど、「結果」を手に入れられなかった時にショックは大きいと思います。ひょっとすると、小学生にとっては人生で経験する初めての大きな挫折というケースもあるかもしれません。
そんな時に、厳しい世の中を生きてきて、嬉しいことも悔しいことも経験してきた人生の先輩として、親御さんがお子さんに接してあげると良いのではないかなと思います。
下手くそなイラストですみません。山のイラストです。緑のコースが最短コース。
以前、チームの子どもたちにアンケートをとったら、緑のコースが一番良いという子が圧倒的に多かったです。きっと、大人にアンケートをとったらそうはならないでしょう。
人生で、つまづくことはたくさんあるし、寄り道をしたらからこそ、得られた経験や見えた景色が人生を豊かにしてくれること、また、一時的に予定の道を外れてしまったとしても、諦めずに努力したり、目標を明確にしていれば、最終的には目的地に到達できることだってある。
自分でコントロールできることから始めよう
結果を得られず、ひどく落ち込んでしまう子もいるでしょう。
あるいは、思った出場機会を得られず、監督やライバルにネガティブな感情を持ってしまう子もいるでしょう。
小学生は経験していないだけなので、そのような状態なっても当然です。一番近くの人生の先輩である親御さんが大切なことを教えてあげましょう。気持ちを聞いてあげることから始まりますが、ネガティブな言葉を鵜呑みにしてそれに同調してしまうのではなく、プロセスや目標の大切さを教えて励ましてあげましょう。相手がいる競技です。目標を達成できなかったけれども、目標を持って取り組んできたからこそ成長があったこと、ライバルと切磋琢磨してきたからこそ成長スピードが上がったこと。(添付イラスト参照)
勝敗やライバルの存在、監督や選考者の思考、これらは自分の力ではどうにもできないことです。
一方で、取り組む姿勢、その方法など、自分次第の事柄からまたスタートしてみましょう。
考え方が変われば行動が変わり結果が変わります。結果が変わればさらに考え方が上向きになるでしょう。
子どもによって性格の違い、環境の違い、親子関係の違いはあると思いますので、多少違いはありますが、このようなことが本質ではないかと思います。
また、一つ付け加えると、小学生の時の「結果」など、長い競技人生でいえば
取るに足らないことです。語弊があるので補足すると「結果」よりも培った「根っこ」が
大切な時期です。過去に接してきた子どもたちのその後を見ると心からそう思います。
小学生のうちに、悔しい経験の中から、どうかその後の人生に必要な
「根っこ」を作るような支え方をしてあげてほしいと思います。
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