こんにちは!愛知県、三重県でフットサルを教えている名古屋オーシャンズフットサルスクールです。
「え、子どもでも腰痛になるの?」
「成長期に起こる成長痛なんじゃないの?」
と思う方も多いかもしれませんね。
しかし、サッカー・フットサルなどのスポーツによる体への負荷と成長期特有の体の特徴が重なることで、腰痛を発症するケースがあるんです。
特にサッカーやフットサルでは、ボールを蹴る際の捻り動作や急激な方向転換など、腰に負担をかける動きが多く見られます。
その結果、子どもでも腰に痛みを感じるようになってしまうことがあります。
今回は、サッカー・フットサルをする子どもが腰痛になる原因や予防方法について詳しくお伝えします。
正しい知識を持つことで、お子さんが安心してサッカー・フットサルを楽しめる環境を整えましょう!
なぜ子どもが腰痛になってしまうのか?
『腰痛』と聞くと、高齢者に多い症状のようなイメージがあるかもしれませんね。
しかし、実際にはサッカー・フットサルをしている子どもの腰痛の発症率は、スポーツをしていない子どもよりも非常に高いといわれています。
そして腰痛の中でも『腰椎分離症(ようついぶんりしょう)』の発症が多いようです。
腰椎分離症は疲労骨折の一種で、10~15歳の成長期の子どもに多くみられる疾患です。
一般的な発症率は5%ほどですが、スポーツ選手の場合は30%以上の発症率になるといわれています。
サッカー・フットサルをしていると、腰に負荷がかかることが多いため、発症率が高くなっているのです。
子どもが腰に痛みや違和を感じている場合、単なる疲れではなく腰椎分離症の可能性があります。
腰椎分離症の場合でも、初期に正しい対処をすれば治療をすることができますが、放置すると症状が悪化して治療が難しくなるといわれています。
腰痛の原因
腰痛が発症する原因は大きく3つあります。
腰の痛みは、これらのひとつだけが原因となるのではなく、複数が複雑に絡み合っていることがほとんどです。
1.成長期の身体的特徴
成長期の子どもの骨はまだやわらかく、もろい状態です。
特に腰椎は、成長の過程で血流が増えており局所的な負荷に弱いため、疲労骨折である「腰椎分離症」を引き起こしやすくなっています。
また、急激な身長の伸びにより、骨格と筋肉のバランスが崩れて、腰に負担がかかりやすくなることもあります。
2.サッカー・フットサルの練習やフォーム
サッカー・フットサルでは、シュートを打つときや方向転換をするときなど、体を大きくひねったり反らしたりする動作が多いスポーツです。
こうした動作が腰に強い負担をかけてしまいます。
そのため、シュート練習が多すぎたり、間違ったフォームでプレーを続けたりすることで、腰痛を引き起こしやすくなります。
3.生活習慣や姿勢
猫背や反り腰といった姿勢の悪さが、サッカー・フットサルの動作時の腰への負担を増加させます。
また、股関節まわりの筋肉が硬いと腰への負担が増加しやすくなります。
子どもが腰痛にならないための予防方法
1.ウォームアップとクールダウンを徹底する
練習や試合の前後には、体をほぐすためのウォームアップと、疲労回復を促すクールダウンをしっかりと丁寧におこなうようにしましょう。
2.柔軟性を高めるストレッチ
股関節や太ももの後ろ側にある筋肉のハムストリングスが硬いと腰への負担が増加します。
そのため、股関節やハムストリングスの柔軟性を高めるためのストレッチをおこなうようにしましょう。
3.体幹を鍛えるトレーニング
体幹を鍛えることで、体のバランスをとりやすくなるため、腰への負担を軽減することができるようになります。
プランクなどの体幹トレーニングを継続的におこなうようにしましょう。
ただし、崩れた姿勢でのトレーニングや過度なトレーニングは腰への負荷を増やしてしまう可能性があるので注意してください。
4.練習時間の管理
過度な練習は成長期の子どもの体に大きな負担をかけてしまいます。
特に、サッカー・フットサルが大好きで、早く上達したいと思っている熱心な子どもほど、練習量が増えすぎてしまいがちです。
スクールなどでの練習の他にも、自主的に練習をすることは素晴らしいですが、練習量が多くなりすぎないように十分に注意をしてください。
ガイドラインでは、「年齢=週の練習時間」以内が推奨されています。(10歳ならば10時間以内)
この基準を参考にして、無理のない範囲で練習をするようにしましょう。
5.正しいフォームの習得
サッカーの基本的な動作で正しいフォームを身に付けることも大切です。
特にシュートや方向転換では腰に負担がかかりやすいので、コーチの指導を受けて正しいフォームを身に付けられるようにしましょう。
腰椎分離症の症状
腰に負担のかかる動きを繰り返すことで炎症が起こります。
その状態がさらに繰り返されることで、骨にひびが入って疲労骨折をして、骨が分離してしまう症状が腰椎分離症です。
「腰痛」というと、強い痛みを訴えることを想像するかもしれませんが、腰やお尻、太もものしびれを感じるケースもあります。
また、普段はあまり痛みを感じないけれど、腰をそらしたりひねったりしたときに痛みを感じることもあります。
そして、痛みを感じる動きをしないでいると、痛みが引いてくこともあるため、腰椎分離症だと気付かず放置してしまうこともあるようです。
腰椎分離症を治療せず放置しておくと、日常生活の中でも痛みを感じるようになったり、腰椎がズレた状態になる『腰椎分離すべり症』に進行してしまうこともあるのです。
そして、腰椎分離すべり症に進行してしまうと、治療がとても難しくなります。
腰に痛みがあるときの対処法
子どもが腰の痛みや違和感を訴えたら、まずはどんなときにどんな痛みや違和感があるのかを確認するようにしてください。
比較的軽度な場合は、無理に練習を続けず、適度な休息をとるようにしましょう。
ただし、痛みが数日続く場合や腰をひねる動きで痛みが出る場合は、腰椎分離症の可能性があるため早めに専門医の診察を受けるようにしてください。
その後は医師の指示に従い、休息をとったりコルセットを装着したりなどの対処をおこなってください。
痛みが完全にとれた後は、少しずつ練習を再開していきますが、再発を防ぐために、フォームの改善やストレッチ、体幹トレーニングをしっかりとおこなうようにしましょう。
痛みを感じたらすぐに相談できる関係づくり
成長期の子どもがサッカー・フットサルを思い切り楽しむためには、体のケアがかかせません。
成長期の子どもは、骨も筋肉も成長している途中なので、どうしても故障おこしやすいといえます。
腰痛を予防するために、柔軟を高めるストレッチや体幹トレーニング、適切な練習管理をするようにしてください。
また、痛みを感じた場合には無理をさせず、早めに対処することが大切です。
そして、これくらいなら大丈夫だろうと安易に判断せず、医師の診断を受けるようにしてください。
なにより危険なのは、子どもが我慢をして無理をしてしまうことです。
子どもが痛みを感じたり、違和感があったりしたとき、我慢せずにすぐに親に相談できるような関係を築いていきましょう。
名古屋オーシャンズフットサルスクールは子供たちの可能性を広げる指導を行っています!
名古屋オーシャンズフットサルスクールでは、年中さんから小学6年生までの子どもたちを対象としたフットサルスクールを行っています。
子どもたちの可能性を最大限にする、「個」を伸ばすスクールをコンセプトに、独自の育成プログラムや指導方針を考えています。
名古屋オーシャンズフットサルスクールのコンセプトについて詳しくはこちら↓
https://oceansschool.com/■保護者の方へ■/message/
- 子どものサッカー・フットサルを応援したいけどどうすればいい?
- 初めてのことにチャレンジさせてあげたい
- どうせならいい先生に教えてもらいたい
こんな思いをもっている方は、ぜひ一度、名古屋オーシャンズフットサルスクールの無料体験をお試しください。
お子さんの「楽しい」の発見に繋がるかもしれません。
「初心者歓迎!無料体験」の詳細はこちら↓
お子様に関するお悩みをお持ちの方に以下の記事も読まれています!