こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 誰の夢を追いかけているのか
子ども達と夢の話をしているときに、
その夢は本当に“子ども自身”のものだろうかと思うことがあります。
気づかないうちに、
保護者の方や兄弟、周りの大人の期待が混ざってしまっているのではないか、と
感じる節があります。
もちろん、「こんなふうになってほしい」と願う気持ちは愛情からくるもの。
だけど、それが“夢を与える”ではなく“夢を決めてしまう”ことになっていないか、
考えてみる必要があるかなと思います。
1. 最後に決めるのは、子ども自身
親も、兄弟も、指導者も、友だちも、
「その子」の夢を決めることは出来ないと思います。
子どもが何を目指すか、何に必死になるかを最終的に決めるのは、やはり本人です。
周りの人にできるのは、その道を応援したり、
時に誤りそうな軌道を少し修正してあげたりする「手助け」。
代わりに夢を背負ったり、操作したりすることはできないですね。
それは、子どもが自分の人生を歩む上でとても大切な“選ぶ権利”だからです。
2. 夢は、“みんなの想い”にもなる
ただ、子どもが夢を持ち、それを口にしたとき、
その夢が家族や指導者、周囲の人の“願い”に変わっていく瞬間があります。
それは、「こうなってほしい」ではなく、
「そうなれたら良いね」「応援したいよ/するよ」という優しい気持ちだと思います。
子どもの夢が、周りのみんなの応援で彩られていく。
それは「その子」にとって、とても幸せなことだと思うんです。
でも、絶対に忘れてはいけないのは、
“応援”と“プレッシャー”は紙一重だということです。
3. 本人の幸せが一番
どんな夢でも、どんなゴールでも良くて、
自分の夢に向かって笑顔で進んでいけるなら、それが最高の夢だと思います。
僕は、いつまでもその「最高のサポーター」でありたいと思っています。
夢を押しつけるのではなく、寄り添い、励まし、信じて見守る。
そんな関わり方を、これからも大切にしていきたいと思っています。