こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ つい、「こうなってほしい」と願ってしまう
親として、大人として、子どもに「こうなってほしい」「この道に進んでくれたら」
という思いが湧くのは自然なことだと思います。
自分の経験から学んだこと、あのときこうしていれば、という後悔も含めて、
子どもに幸せな未来を歩んでほしいという気持ちは、愛情そのものです。
けれど、その「こうなってほしい」という願いが、
いつの間にか「そうならなきゃいけない」に変わってしまうこともあると思います。
子どもの選択に対して、「そっちで大丈夫?」「本当にそれでいいの?」と
不安や口出しが増えてしまうこともあると思います。
1.子どもの選ぶ道は、時に想定外なことも
子どもが選んだ進路、習い事、目標が、親の予想と違うとき、
「本当にそれでいいの?」「もったいないよ」と思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、子どもの人生は、あくまで“その子のもの”。誰のものでもありません。
だからこそ、親が「正しい道」だと思う選択が、
必ずしもその子にとっての正解とは限らないのです。
目標はあっていい。でも、ひとつの道に固執せず、
柔軟に方向を変えて、その選んだ道に意味を見出していけるかどうかが、
その子の強さを育てるのだと思います。
2. 失敗も選択も、すべてが「その子の力」になる
うまくいかない経験も、自分で選んだ道なら乗り越える力に変わります。
遠回りしても、道を変えても、そのひとつひとつが子どもを育てていく。
そして、子どもが「自分で選んだ」と思える経験は、何よりの自信になります。
たとえ結果が望んだものじゃなかったとしても、
「あのときの選択は間違いじゃなかった」と思えるような、
そんな関わり方ができたら良いなと思います。
3. 「目標」はあっても、「正解」はない
僕は、子どもたちの「正解探し」を手伝いたいんじゃなくて、
一緒に「どうしたいか」を考える存在でありたいと思っています。
その子が選んだ道がどんな道でも、そっと支える立場でいること。
それが、子どもの本当の力を引き出す近道なのかもしれません。
「目標」は子ども自身の中から生まれます。
そして「正解」は、後からついてくるものだと思います。
僕に相談してくださった保護者の方が
お子さんのことを思い悩みつつも「楽しく続けられれば良い」と言っていたのが、
本当に素敵な考え方だなと思いました。
どれだけ将来のことを考えてあげているとしても、
子どもの“今”の気持ちを蔑ろにしてはいけないと思います。