こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 「集中力ってどれくらい持つの?」
「集中力がなくて、、、」とよく保護者の方に相談されます。
実は“大人”でも集中できる時間って、90分程度と言われています。
では“子ども”はどうかというと、当然もっと短い。
幼児であれば「年齢+1分」程度、小学校低学年では15分程度、
高学年でも30分くらいが限界だと言われています。
しかも、この時期のように暑さや湿度が高い環境になると、
それだけで集中力はぐっと下がります。
大人だって、エアコンが効いてない部屋で仕事しろって言われたらイヤですよね。
子どもたちにとっても同じ、いや、それ以上に厳しいことですね。
1. いきなり完璧な子はいない
よく、同じ年齢でも「この子はしっかりしてる」「集中力がある」子がいます。
でも、それって“最初から”そうだったわけじゃない。
みんな少しずつ、時間をかけて育ってきた力なんです。
集中力って、「大人になってから急に身につく」ものじゃない。
子どもの頃に、“練習しておくべき力”だと僕は思っています。
だからこそ、習い事には意味がある。
出来ることが増えればもっと楽しくなる。
楽しくなるから集中出来る。
集中出来るからもっと色んなことが出来るようになる。
そういうサイクルを作るための時間なんです。
2. 「理解する」ことが、寄り添う第一歩
とはいえ、子どもたちはみんなちがって、
それぞれの特性や個性があります。
たとえば、疲れやすい子、落ち着きがない子、言葉よりも行動で表現する子。
誰ひとりとして“同じ子”なんていないですね。
だからこそ、1人ひとりの状態や気持ちに気づいてあげること。
無理に引っ張るんじゃなくて、寄り添い、そっと背中を押すこと。
これが僕にできる「本当のサポート」だと思っています。
3. 大人だからできること、子どもには難しいこと
大人だって「今日なんかやる気出ないな」とか、
「しんどいし行きたくないな」って日、ありますよね。
でも大人は、「仕事だし」「やるしかないし」で自分を動かせます。
あるいは、終わったら美味しいもの食べようとか、自分にご褒美を用意する。
そうやって、自分で自分の機嫌を取ったり、乗り越える方法を知っています。
でも、子どもはそうじゃない。
気分が乗らない時は、どうしたらいいか分からないし、
「頑張る理由」もまだ見つけられないですよね。
だからこそ、必要なのは「大人の理解」なんだと思います。
自分の気持ちをうまく言葉にできない子に対して、
「今日は暑いからしんどいよね」と先回りして声をかけてあげる。
無理強いするのではなく、余裕を持って寄り添い、
待ってあげることも大切かなと思っています。
4.今日も子どもに寄り添う
集中力が続かないのは、怠けているからじゃない。
むしろ、その中で少しでも前に進もうとしている姿こそ、
僕はすごく価値のあることだと思っています。
大人として、コーチとして、
子どもたちが集中しやすい環境や雰囲気を整えていくこと。
そして何より、子どもの目線で寄り添っていくことを、
これからも大切にしていきたいです。