こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 泣きながら走る子
レッスンの最後のゲームで、ときどき“涙を溜めながら走る子”がいます。
必死にボールを追いかけながら、悔しさを堪えているような表情。
言葉にしなくても、その子の心の中で何が起きているのか、
なんとなく伝わってきます。
1. 「負けたくない」という気持ちがあふれてくる
そうした子の涙の理由は、「失点してしまったから」
「自分がミスをしたから」だけではありません。
それらが引き金になることはあっても、
本質的には「負けたくない」「勝ちたい」そんな強い気持ちが背景にあると思います。
自分のチームが点を取られた瞬間に、スッと目を潤ませて、
でも涙を流すわけでもなく、そのまま走り続けている。
そんな健気な姿に、思わず胸を打たれます。
2. 感情の出し方は、人それぞれでいい
負けず嫌いがえらいとか、泣くほど頑張れ、感情を出せというわけではありません。
感情を表に出さない子、表に出せない子、表に出ない子もいます。
負けても悔しそうな顔ひとつせず、いつも通りにプレーを続ける。
でも、それは「悔しくない」わけではなく、たまたま表に出ないだけだと思います。
どんな形であれ、“一生懸命”であることには変わりありません。
3. 「一生懸命な気持ち」に応えたい
だから僕は、そうした一生懸命な子たちの思いに、まっすぐ応えたいと思っています。
負けることが悔しいのは、それだけ勝ちたいから。
ミスを気にするのは、それだけ責任を感じているから。
感情を揺さぶられるほど、真剣に向き合っている証拠です。
4. みんなが“自分の一生懸命”を持てるように
誰もが「悔し涙」を流す必要はありません。
でも、心の中で何かが動くような経験をしてほしい。
負けても勝っても、そこに自分なりの感情や思いがある。
また、「楽しい」「嬉しい」という心の動きも大切だと思います。
それぞれがそれぞれの感性で、物事を色んな方向から感じて、
みんなが同じことを感じなくてもいいから、勝つという同じ目標に向けて、
心が動く経験を積み重ねていってほしいと思っています。