こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 1日の意思決定の95%が無意識
「人は、1日に約9000回の意思決定をしている。
そのうち95%は無意識でおこなっている。」
そんな話を聞いて、「そんなに?」と思いましたが、
確かに全てを毎回じっくり考えて決めていたら、頭がパンクしてしまいますよね。
確かに「水を飲もう」とか「右足から靴を履こう」とか、
わざわざ深く考えることなく、自動的に選んでいる行動ってたくさんあります。
僕たちは、自分の意思で動いているように見えて、
実は“無意識”による選択で毎日を生きている。
その話を聞いて、ふとスクールでのことが頭に浮かびました。
1. 何気ない動きの中にある「育ち」
レッスンの中で、まず意識することから始めよう、
それを無意識に出せるようになろうと伝えてきました。
「ボールをちゃんと止める」
「ドリブルで人にぶつからないように顔を上げる」
「ごめん、ありがとうを伝える」
どれもスクールで大切にしていることですが、最初からできる子はほとんどいません。
でも、それを繰り返し伝え続け、体験し続けることで、
ある日ふと“当たり前”になっている。
無意識にできるようになっている。
それは、技術面だけじゃなくて、心の面でも同じだと思います。
2. 思い込みは、環境で変えられる
無意識には、先天的なものと後天的なものがあり、
先天的なものは、生まれつきの気質や性格によるもの。
後天的なものは、0~21歳までに環境や人間関係を通して
身につけた思い込みや信じていることで、
それが無意識を作り、意思決定に影響を与えている。
たとえば、褒められず欠点ばかり指摘された子どもは「自分はだめだ」
「自分はできない」と思うようになり、チャレンジする前に諦めてしまう。
でも、スクールで「できたね!」と認められる経験を積み重ねることで、
その子の中の「できない」は少しずつ「できるかも」に書き換えられていきます。
そして、「できるかも」が「やってみよう」に変わり、やがては「できた!」になる。
無意識は、変えられる。そしてそれは、環境によって育つ。
3. 環境がくれる“新しい当たり前”
「日本では家に入るときに靴を脱ぐのが当たり前。
でもアメリカでは靴を履いたままが当たり前」
この話を聞いたとき、常識って環境に左右されるものなんだなと改めて思いました。
だからこそ、スクールという環境が、
「前向きな気持ち」や「挑戦してみようと思える雰囲気」にあふれていてほしい。
それが子どもたちの“無意識”を変える力になると信じています。