こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 「今日、暑くてやる気しない〜」という子の話
ある日のレッスン前。
少し重たい足取りできた子がいました。
「今日、暑くてやる気しない〜」と一言。
僕はその言葉を聞いて、思わず笑ってしまいました。
そして、同時に「よく来たなあ」と思いました。
やる気がないのに来たんです。
考えようによっては、その時点ですでにすごい一歩を踏み出してると思うんですよね。
1. 「行きたくない」「やる気しない」は悪いことじゃない
毎日元気いっぱいで、いつも前向きで、やる気満々!
だったら理想かもしれません。でも現実はそうじゃない。
大人だって、そうじゃない日がたくさんありますよね。
子どもたちにも、気分が乗らない日、疲れている日、
気が進まない日があるのは当たり前だと思います。
でも、そういう日にも「行く」という選択をしたこと。
それ自体が、ものすごい価値のある“行動”だと思うんです。
もちろんお父さんお母さんの声掛けもあるかもしれませんが、十分だと思います。
2. やってみたら意外と笑ってる
「やる気しない〜」と言っていたその子も、
いざボールを蹴りはじめると、徐々に動きが軽くなっていきました。
気がつけば、笑っていて、声も出ていて、
最後は笑顔でいつも通り帰っていきました。
やりたくないって言ってたのに、ちゃんと楽しんでる。
それが、すごくいいなと思いました。
“気持ち”はコントロールするのが難しくても、“行動”は選べます。
何事も、いつでも「まずはやってみる」という心は大切かなと思います。
3. 意味のある一日を自分自身で作った
「今日は頑張った」という満足感は、やる気があったから生まれるわけじゃない。
むしろ、やる気がない日こそ、終わった後に感じる満足感は大きかったりします。
そして、そんな日を積み重ねていくことが、
自信や習慣、成長につながっていくんじゃないかなと思っています。
来たこと、やったこと、それだけで素晴らしい。
そういう1日にも、ちゃんと意味があると思います。
僕はそれを、ちゃんと見ていたいし、ちゃんと認めたいと思っています。