こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール北名古屋校の木村コーチです。
先日発表した「冬休み短期レベルアップ教室」の一部クラスが定員いっぱいとなりました。
ありがたいことに定員に達した後もお問い合わせを頂いたので、なんとかコーチを増員して定員枠を拡大することになりました。
引き続き募集いたしますので、よろしくお願いいたします。
今回の冬休み短期レベルアップ教室は3種類のクラスがございます(「ドリブル特化クラス」「シュート特化クラス」「ゲーム特化クラス」)
この中で特に問い合わせが多いのは「ゲーム特化クラス」です。
ゲーム特化クラスとはその名の通り、ゲーム形式の練習を通してサッカー・フットサルに対する理解を深めていくためのクラスです。
「ただゲームをするだけですか?」
「ゲームを楽しむのが目的のクラスですか?」
どちらも違います。
前述の通りゲーム特化クラスは『ゲーム形式の練習』を通して、トレーニングしていくクラスです。
『ゲーム形式の練習』とは、試合に近い状況(ゴールがあって相手チームがいる)での練習のことです。
コーンをジグザグにドリブルしたり、とりかご(パス回し)などの練習は『ゲーム形式の練習』ではありません。
では『ゲーム形式の練習』で何が身につくのでしょうか?
答えは無数にあり”全て”と言ってしまっても過言ではないのですが、練習目的が広すぎてもかえって効果が薄れてしまいかねません。
今回のゲーム特化クラスでは、サッカー・フットサルに対する理解を深めることを主目的にしています。
例えばディフェンスがいない状況や単純な1対1の練習では、簡単にボールを奪われないのに、ゲームになると判断の遅れからすぐにボールを奪われてしまう選手がいたとします。
それはサッカー・フットサルに対する理解が不足していることが原因です。逆を言えばそれさえ理解してしまえば、判断が早く簡単にボールを奪われない選手にすぐに成長することができます。
A から B にパスしたとします。
パス後、Bが前のスペースに抜けていくことで次にどんな現象が起こるでしょうか?
1つ目のパターンとして(A’)が(A)について行かなかった場合は(A)に対するパスが狙えます。
2つ目のパターンとして(A’)が(A)にしっかりついて行った場合は、黄色の丸の部分のスペースが空きます。
つまり(A)が裏に抜ける戦術的な意味は2つ(厳密にはもっとありますが)あって、1つ目は裏でパスを受けること。2つ目が味方のためにスペースを作ることです。
これが理解できていたら(A)はパスの後、その場にとどまるというミスは犯さないでしょうし、(B)はうまく(A)が空けたスペースを使えるので、強いプレッシャーを受けても簡単にボールを奪われません。
また逆サイドの選手も(A)が裏に抜けて行った時点で自分へのパスラインができることが理解できていれば、パスを受けるためのアクションが起こせます。
このようにサッカー・フットサルにおいて1つのアクションには色々な戦術的意味が含まれていて、それが理解できていれば次のプレーの予測が簡単にできるのです。
もしサッカーチームで「パスを受けるのが遅い」「予測が出来ていない」「試合中にどこに動けばいいかわかっていない」と指摘を受けているお子さまがいらっしゃいましたら、ゲーム特化クラスへの参加をオススメいたします。