こんにちは。
名古屋オーシャンズフットサルスクールNAS大高校の木村コーチです。
前回の高学年クラスの練習は↓↓↓こんな内容の練習をしました。
ゴールが少し離れて2つ横並びになっているオーガナイズで、3対2、2対2をやりました。
敢えて最初はコーチからは何も言わず「どうやったら上手く攻めれるのか?守れるのか?」を生徒自身に考えながらプレーしてもらいました。
最初から大人が口を出しすぎると子ども達の考える機会を奪ってしまうことにもなりかねません。
生徒たちの成長のために、まずは自分たちで解決策を探してもらいました。
ある程度プレーした後で一度、ミーティングをしました。
「どんな攻撃が有効だと思った?」
コーチからの質問に色々な答えが返ってきました。
「ゴールが2つあるから空いていたらシュートを狙う」
「1対1でドリブル突破する」
「ワンツーを狙う」
「ボールを持っていない選手が一度タテに抜けてから、ディフェンスとディフェンスの間に下りてくる」
どの答えも大正解です。コーチが驚くような意見(いい意味で)も出てきました。
ミーティング後、もう一度プレーに戻ると他人に説明したことで頭の中が整理され、またチーム内で共通理解ができたためか、先ほどよりもさらに良いプレーが増えました。
そこでさらにコーチから質問が飛びます。
「ディフェンスはどうやって守ったらいい?」
「タテを切る?ヨコを切る?」
それまでワンサイドカットをしようとしてゴールを空けてしまっていた生徒がしっかりシュートコースを切りながらプレッシャーを掛けることが出来るようになりました。
ナイスプレーです!!
オーシャンズスクールでは、生徒の将来を見据えた指導をしています。
「このようにプレーしなさい」
と選手のプレーを限定した方が、あるいは試合に勝てるかもしれません。
しかし、それでは本当の意味で成長したとは言えません。
何よりサッカー・フットサルがつまらなくなってしまう可能性もあります。
幼児や小学生の生徒たちにとって大切なのは”将来”であって、そのために”今”をどのように過ごすのかが大切です。
周りの大人が目先の結果に一喜一憂していては、子ども達の成長を阻害してしまう原因になりかねません。
”プレイヤーズファースト”(https://www.jfa.jp/youth_development/players_first/pdf/playersfirst.pdf)
日本サッカー協会が掲げる大切な理念です。
プレーするのは子ども自身であり、親やコーチではありません。
大人の役割は、子ども達が成長できる場を提供することであり、子どもの成長を喜び、見守り、助けることです。
オーシャンズスクールのコーチたちはその自覚と責任を持って、日々指導しています。
これからもオーシャンズスクールで、テクニックと同時に自ら考え、工夫する力(判断力)を磨いていこう!!