こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール豊田・北名古屋・NAS大高校の木村コーチです。
今月の練習テーマは「ポゼッション」です。ポゼッションとはパス・ドリブルを駆使して、相手にボールを奪われないようチームでボールをキープすることを言います。
もちろんいきなり突破したりシュートができれば一番いいですが、相手がいるスポーツなのでなかなかそのようにはいきません。
そんな時は奪われないようにボールを動かしながら次の展開の糸口を見つける作業(=ポゼッション)が必要です。
基礎的な技術が身についていないとポゼッションは難しいのですが、高学年はもちろん低学年には低学年なりに「ポゼッション」に必要なスキルを磨いています。
さてタイトルにもありますが「周りを見ろ!」という指示?声かけ?をよく耳にしませんか?
もちろん間違いではないのですが、非常に漠然とした指示なため、かえって子ども達が混乱してしまう可能性があります。
普段からしっかりとした指導がされた上での「周りを見ろ!」なら問題はないと思うのですが、指導を受けていない状態で「周りを見ろ!」と言われても子どもは周りの何を見たらいいのかわかりません。
「周りを見ろ!とは言われるけど”いつ””何を”見たらいいのかわからない」という状態です。
困った挙句、オーシャンズスクールに入会する生徒はたくさんいます。
そもそも「周り」とはなんでしょうか?
フットサルで言えば自分以外の9人。8人制サッカーで言えば15人の場所を把握し、ボールの状況、どこにスペースがあるのか、ゴールの状況、敵・味方各選手の姿勢を完璧に理解した上でプレーすることは大人でもほぼ不可能でしょう。
サッカー・フットサルは全員が自由に動き回るスポーツなので、1秒後には全く違う配置になっています。常に最新の情報をアップデートしていく必要があります。
これが「周り」です。
大切なのは「いつ見るのか」と「何を優先して見るのか」を理解することです。
4年生くらいまでの生徒によくあるのですが、味方からパスを受けれるポジションにいるのですが、いざパスが来るとDFにパスカットされてしまうことがよくあります。
パスを受ける前やパスが転がっている間(ボールが動いている間)にDFの状態(何を狙っているのか)が見れていれば、このようなミスは起こりません。
最初からDFがパスカットを狙っていることがわかっていれば、もっといいポジションに移動することができますし、パスが転がっている間にDFが詰めてきたのが見れていればボールを迎えに行ってパスカットされるのを防ぐことができます。
また「見る」ためには良い体の向きや首を振るスキル、直接視野と関節視野の使い分けなどが大切です。
いつボールから目を離して見るのか。優先的に見ておくべきことは何か(場所、状況によって変る)など身につけるべきスキルはたくさんあります。
オーシャンズスクールでは「いつ」「何を」「どのように」見るのかを丁寧に指導しています。
「周りを見ろ!といつも言われているけど、いつ・どんな風に周りを見ていいのかわからない」というお子様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度オーシャンズスクールをご体験ください。
イチから丁寧に指導させていただきます!