こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール豊田・北名古屋・NAS大高校担当の木村コーチです。
豊田・北名古屋・NAS大高校では数名『飛び級』している生徒がいます。
『飛び級』とは、例えば3年生の生徒が4〜6年生の高学年クラスに通ったりというように、年齢区分を超えて上のカテゴリーで練習することです。
まず基本的に私の考えとして『飛び級』を安易に推奨している訳ではありません。
それはそれぞれのレベルに適した場で練習することが、一番成長の効率が上がると考えているからです。
また見落とされがちですが、『飛び級』のデメリットというものも存在します。
例えば3年生と6年生が接触するときに怪我をする可能性が高いのは、体格に劣る3年生です(サッカー・フットサルはボディコンタクトが多い競技です)。
また自分のレベルに合わない場で練習すると、モチベーションの低下にもつながります。
周りの大人が過度な期待を掛けて、サッカー・フットサル自体が楽しくなくなってしまうというような最悪のケースも想定しておかなければいけません。
そういった意味で私はテクニックがあるからといって安易に『飛び級』させることはありません。
一定の条件をクリア出来た生徒に限り『飛び級』を許可しています。
一定の条件とは、下記の通りです。
・技術レベルが本来のカテゴリーよりも著しく高いこと
・精神的に逞しいこと(上級生とやっても物怖じしない)
・本人の成長の意欲が高いこと
・上のカテゴリーの練習についてこられる思考力があること
・送迎や月会費の面で保護者の負担になりすぎないこと(『飛び級』した場合は上のカテゴリーの月会費を頂きます)
・生徒本人が上のカテゴリーでの練習が楽しめること
何より大切なのは本人の意思です。
「上のカテゴリーでうまくなりたい!」「『飛び級』しても楽しく練習できる!」
そういった気持ちがないと、いくら技術が飛び抜けていても『飛び級』させることはありません。
今現在『飛び級』している生徒は、上記の条件をクリアした生徒たちです。
『飛び級』している生徒には是非プライドを持って成長のためのモチベーションにしてもらいたいと思っています。
反対に『飛び級』していない生徒も落ち込む必要はありません。
長い目で見れば小学生の時に『飛び級』した、していないというのは小さいことだと思いますし、ウサギとカメの話ではないですが、コツコツ努力できる選手が最終的に大成します。
『飛び級』という目の前のことに一喜一憂せずに、今自分がやるべきことに真剣に取り組んでいって欲しいと思います。
これからもコーチといっしょに練習頑張りましょう!!