こんにちは!愛知県、三重県でフットサルを教えている名古屋オーシャンズフットサルスクールの大府校です。
「うちの子、よく転んでしまう」「障害物のない平らな場所でもつまずくことがある」という悩みを抱える親御さんは、最近多いようです。
実は、お子さんが転ぶのには、いろいろな理由や原因が考えられます。今回の記事では、その原因を詳しく解説!それを解決するために伸ばしたい能力についてもご紹介します。
よく転ぶ幼児・小学生の3つの原因
大人と子どもには体の構造上で大きな違いがあります。それは頭と体のバランスです。
産まれたばかりの赤ちゃんは、体に対して頭が大きいですよね。幼児や小学生の体のバランスにもその傾向が強いと言えます。
それこそが子どもがよく転ぶ原因です。成長とともに解決する問題ですので、過度に気にする必要はありません。
「でも同じ年代の他の子に比べて、うちの子はよく転ぶ気がする」
そんな風に気になっている親御さんも意外に多いと思います。
さまざまな原因が考えられますが、『よく転ぶ生徒の原因』は、大きく分けて3つあると思います。それぞれについて、解説していきます。
筋力の問題
まず1つ目は筋力の問題です。走るための筋力(体の後ろ側の筋肉)と止まるための筋力(体の前側の筋肉)がアンバランスなために、急停止ができず転ぶパターンです。
この筋力のアンバランスは、何度も「走る→止まる」ことを繰り返すうちに、自然と修正されていき、徐々にバランスが取れていきます。
大きな問題はありませんが、走るスピードが速い分ケガにつながりやすいので、芝生など転んでも安全な場所で運動することをおすすめします。
姿勢の問題
2つ目は姿勢の問題です。骨盤が後傾しすぎている、もしくは前傾しすぎていると腹圧が高い状態で運動しにくいので、バランスをキープすることが難しくなります。それが原因で転んでしまうのです。
改善方法は、体幹部のインナーマッスルを鍛えることですが、大人向きの体幹トレーニングをしても効果は期待できません。「雑巾がけ」などのトレーニングが有効です。
神経系の発達の問題
3つ目は神経系の発達の問題です。幼児期の神経系の発達は、6歳ごろまでに大人の約90%に達するといわれています。
この時期にさまざまな動きや運動を行うことは、日常生活で必要な動作やスポーツに結び付く動きを習得するために、とても重要です。
体を動かす経験が少なく、運動不足から神経系が充分に発達していないことがよく転ぶ原因の一つです。この問題を豊田・北名古屋・NAS大高校の幼児クラスでは一番重視しています。
現在の幼児・小学生の運動能力の問題
社会問題として取り上げられるほど、今の幼児は運動能力に問題を抱えています。
一昔前と比べると、子どもたちの遊び方も変わりました。外で思いっきり遊ぶことが減り、ゲームなど体を動かさない遊びの割合が増加。
その影響で、からだの操作が未熟な幼児が増えている、体力がない子どもが増えている、肥満の子どもが増えているなど、現在の幼児・小学生の運動能力に関して問題点が多数あげられています。
スキップができない
かわるがわる片足で軽く飛びながら進んでいくスキップは、子どもにとっては難しい動きです。
一般的に上手にできるようになるのは5~6歳頃と言われていますが、スキップはある程度経験しなければ上達しません。
リズムをとってイメージ通りに体を動かす能力や、筋肉を使って手足を同調させる能力が必要ですが、幼児期に体を動かす経験が乏しいと運動神経やリズム感が十分に身に着かず、スキップができない状態で大人になってしまいます。
しゃがんだ状態で靴ひもが結べない
同じように、運動不足・筋力不足により、しゃがんだ状態で靴ひもを結ぶことができない子どもも増えています。
しゃがみ込みができない原因としては、体の重心のバランスが上手くとれない、足首が硬い
腰股関節を外側に開く筋肉が短くなっているなどが挙げられます。
転んでも手が出ない(顔をケガしてしまう)
最近は転んだ時にとっさに手が出ず、頭や顔をケガしてしまう子どもも増加しているそうです。
顔や頭を守ることができないのは、腕の筋力が不足し、体を支えられないことが原因と考えられています。
本来であれば、4~5歳頃には、転びそうになったらとっさに手が出て顔や頭を守ろうとするのが人間の本能です。それが出来ないというのは、非常に危険なことです。
「転びやすい」「よく転ぶ」を解決するコーディネーション能力とは?
この、よく転ぶ問題を解決するために重要な能力が「コーディネーション能力」です。
「コーディネーション能力」とは、バランス能力や空間認知能力など、その場の状況に身体が自然と反応して対応出来るような能力のこと。
そのため、この能力が養われていないと、運動が苦手になってしまい、転びやすくなってしまいます。
コーディネーション能力には細かく分けて、位置関係を把握する「空間認知能力」、動きを切り替える「変換能力」、タイミングをつかむ「リズム能力」、すばやく対応できる「反応能力」、空間や移動中にバランスを維持する「バランス能力」、パワーやスピードを調整する「連結能力」、ボールなどを上手に扱う「識別能力」などがあります。
これらを、どれかひとつではなく動きやスポーツに合わせて複合的に使うことができる能力を鍛えることが、非常に重要です。
そのために必要なのが、コーディネーショントレーニングです。
五感で認識する
↓
脳に伝達する
↓
脳から末端(筋肉)に指令が出る
↓
体を動かす
この流れをスムーズにするために行うもので、このトレーニング無くして運動能力の発達は見込めません。
コーディネーショントレーニングを取り入れるスクール内容
豊田・北名古屋・NAS大高の幼児クラスでは毎回時間を割いてコーディネーショントレーニングに取り組んでいます。
最近各校の幼児クラスの生徒たちが目覚ましい成長をしています。大袈裟ではなく毎回の練習で「こんなに上手くなったんだ!」と驚かされます。
この動画内でやっているボールタッチは見た目以上に難しいです。特に幼児にとっては非常に難易度の高いボールタッチなんです。
なぜかというと片足立ちの時間が長く、バランスを崩しやすいボールタッチだからです。またリズム感というもう1つ幼児が苦手な要素が加わっています。
日々のコーディネーショントレーニングの効果が出た結果により、これだけのプレイができるようになっているのです。
動画で素晴らしいボールタッチを披露してくれたS君は、オーシャンズスクールに入って1年と少しです。いつも本当に頑張って練習してくれています。きっとお家や園でもボールで遊んでくれているのだと思います。
大切なのはそれだけ「サッカー・フットサルにハマってくれた」ということです。好きなことは誰かに言われなくても勝手に練習したくなります。「練習」が「遊び」になっている状態です。
「運動神経を伸ばす」「テクニックを身につける」ことはもちろん大切ですが、「サッカー・フットサルが大好きになってくれる」ことを目標にこれからも指導していきます。
これからもいっしょに頑張ろう!
子どもたちの可能性を最大限にする名古屋オーシャンズフットサルスクール
名古屋オーシャンズフットサルスクールでは、年中さんから小学6年生までの子どもたちを対象としたフットサルスクールを行っています。
子どもたちの可能性を最大限にする、「個」を伸ばすスクールをコンセプトに、独自の育成プログラムや指導方針を考えています。
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