こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール豊田・NAS大高校コーチの木村です。
先週の金曜日から私のスクール校でメンタルを育むための4つの儀式を導入しました。
「儀式」と呼んでいるのは、子ども達にもわかりやすくするためで、実際はそんなに仰々しいものではありません。
内容を説明する前になぜ私がメンタルを育むための4つの儀式を導入するに至ったかを説明いたします。
①メンタルトレーニングに興味を持ったきっかけ
子どもに何かを指導するということを仕事にして17年。今までは自分の経験とその場その場の雰囲気を読み取って、子ども達に指導していました。
漠然と「それでは良くないのではないか?」と感じていた時に、大府校で指導されている山岸コーチに誘って頂き、同じく大府校コーチの杉本コーチといっしょに富山のメンタルコーチングセミナーに参加したのが昨年の2月でした。
講師はサッカー界ではとても有名な大儀見浩介さんでした。
たくさんの身になる話をして頂いたのですが、一番心に刺さったのが「メンタルを科学的に学ぶことが大切」という言葉でした。
メンタルと科学。
私の中では当初結びつきの薄い概念でした。
富山から帰ってから半年、色々なメンタル系の本を読みました。
そして一念発起してNLPの講習を受けることに決めたのが一ヶ月ほど前です。
※NLPとは、Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の略。ビジネスや教育の現場で広く活用されている
現在も受講の最中であり勉強中の身ではありますが、大儀見さんの講習と重なる部分もあり、納得させられることがたくさんあります。
②スクール指導への導入
前述の通りまだまだ勉強中ではありますが「良いと思うのは、どんどん取り入れてやってみよう!」という私の性格もあり、早速スクールに導入することにしました。
NLPでいうところの「アンカリング」と大儀見さんの本に出てくる「セルフコーチング」を参考にタイトルにもある4つの儀式を取り入れました。
※大儀見さんの本で特に参考にしているのは「サッカーメンタル強化メソッド」という本です。子育てや選手にとってもとても役立つ本だと思います。よかったら読んでみてください
儀式の狙いとしては
1.一瞬で集中したり、緊張を緩めたりするするためのトリガー(=スイッチ)を持つため
2.全員の気持ちを統一するため
3.コーチとして伝えたいことを100%伝え切るため
4.イメージトレーニングの一種として
です。
③4つの儀式の説明
儀式① 練習開始時のハイタッチ
やり方:始めの挨拶の直後に生徒同士やコーチとハイタッチをする
狙い:「今からフットサルを楽しむぞ!」「楽しいフットサルの時間が始まるぞ!」という気持ちにマインドをセットし、全員の意思を統一する
儀式② トレーニングパート、試合前の円陣
やり方:小さな円を作って屈む。コーチの合図に合わせて拍手3回+「いち、に、さん」と大きな声を出す
狙い:小さな円を作って屈むことで、強制的に視野が狭くなり、集中して話を聞く体勢になり、コーチの話をしっかりと心に取り入れることができる。
みんなで揃えて大きな声を出すことで「今から頭をフル回転してプレーするぞ!」「集中して100%力を出し切るぞ!」という気持ちに統一するため。
儀式③ 得点後のハイタッチ
やり方:得点したチームは出場者全員とハイタッチする
狙い:ゴールは1人では取れない。だからこそ喜びをチームメイトと共有する。
また一番嬉しい局面(ポジティブなホルモンが大量に分泌されている状態)でハイタッチすることを習慣化することで、今後ポジティブな気持ちに切り替えたい時のトリガーとして活用できるようになる。
儀式④ ストレッチ後の瞑想
やり方:練習後のストレッチの後に10秒間瞑想する(目をつぶってもつぶらなくてもOK。やり方は自由)。
10秒間で今日の自分の良いプレーを思い返す。
狙い:良いイメージで練習を終えることで、脳をポジティブなプログラミングに書き換える。また具体的に良いプレーを思い返すことで、イメージトレーニングとしての効果も期待できる
以上が私のスクール校で導入したメンタルを育むための4つの儀式です。
前述の通り、まだまだ私も勉強中ですので、今後色々な形に発展・変化していくとは思いますが、まずはこの通りやってみたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします!
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<スクール生及び保護者の皆様へ>
いつも私のスクール校に通って頂いてありがとうございます。
クラスの編成上、練習時間外で生徒のみんなや親御様とコミュニケーションを取る時間が不足してしまい、申し訳なく思っております。
私といたしましては「生徒たちが今何を考えていて、どんなことに悩んでいるのか」もっと知りたいと考えております。
困ったこと・気になること・悩み相談・何かの報告などありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
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