こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール豊田・NAS大高校コーチの木村です。
私が担当してる豊田校、NAS大高校のWebページにはこのようなバナーが貼り付けてあります。
「子どもの可能性を信じ抜く」それが私の仕事です。
偉そうなことを言っていますね。きれいごとにも聞こえるかもしれませんが、私自身の意図としては違います。
子どもはみんな才能(=センス)を持っています。
そしてそれを伸ばしていくには周りの大人の手助けが必要です。
大人が発見し、大切に育んであげないと多くの才能は眠ったままになってしまいます。
では誰がその才能に気づくべきなのでしょうか?
間違いなくサッカー・フットサルの専門家であるコーチ(=私)の仕事でしょう。
足が速い
キックが強い
ドリブルが上手い
そんな子は自分の長所に気づきやすいでしょう。
しかし、サッカーでもフットサルでも足が速い選手だけが良い選手なのか?と言われれば全くそんなことはありません。
何十、何百という要素が折り重なってできているのがサッカー・ フットサルであり、その要素の数だけセンス(=才能) があります。
私の生徒にこんな子がいます。
足は平均より遅い
体格も小さめ
技術もまだまだこれから
でもボールを持っていない時に空いているスペースを早く見つけることができる
こんな子もいます。
しょっちゅうコケる
ドリブルは苦手
だけどチームのピンチの時に必ず現れて体を張ってゴールを守ってくれる
どちらも間違いなく才能です。センスです。
自分では気づきにくい才能を見つけ「〇〇はスペース見つけるのが早いなぁ」と声を掛けてあげたり「チームのために体を張れるのが〇〇の良いところだな」と伝えることで、本人も自分の才能に気づき、意識し、さらにその才能を伸ばしていけると思います。
反対に大人の勝手な見方で「この子は才能がない。センスがない」 と決めつけては絶対にいけないとも思っています。
発達心理学では小学生年代の発達課題は「自己効力感を育むこと」 となっています。
つまり自分の行動で周りにポジティブな影響を与えることができる という自信、与えることができた経験を得ることが大切な時期なのです。
逆に考えると小学生年代の子どもはまだ自己効力感(=自分はやれるんだ!という自信)が持てていなくて当然と言うことです。
そんな彼らが大人にネガティブな評価をされた時に「僕はもっとやれる!見返せるように努力しよう!」と思えるでしょうか?
私は無理だと思います。なぜならまだ自分に確固たる自信が持てない年代だからです(もちろん例外はあります)。
小学生年代のプレーヤーには自分の才能を信じてくれる大人が必要なのです。
そして私は生徒たちにとってのそういった存在でなければいけないと思っています。
(だから”仕事”という表現を使っています)
きれいごとや理想論ではありません。
サッカーもフットサルも奥が深いスポーツです。
ボール扱いが上手い選手を11人揃えれば勝てるというものではあ りません。
もちろん「ボールをゴールに入れる/入れさせない」 という目的のためにテクニックはとても大切な要素です。ですが” それだけ”では決してありません。
子どもの数だけ才能があるのです。
そもそもこれから伸びていく育成年代の選手たちにとって「短所=悪いところ」ではなく「短所=伸びしろ」なんです。
そして子どもたちにとって自信に勝るトレーニングはありません。
ドリブルが苦手だった子が、 ディフェンスを褒められたことで自信がつき、 ドリブルまで上手になったというような事例は、コーチをしていれば 数え切れないほどあります。
「子どもの可能性を信じ抜く」
これは私の信念であり、自分への戒めでもあります。
これからも生徒1人1人の可能性を信じ抜いて、 指導にあたりたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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<スクール生及び保護者の皆様へ>
いつも私のスクール校に通って頂いてありがとうございます。
クラスの編成上、練習時間外で生徒のみんなや親御様とコミュニケーションを取る時間が不足してしまい、申し訳なく思っております。
私といたしましては「生徒たちが今何を考えていて、どんなことに悩んでいるのか」もっと知りたいと考えております。
困ったこと・気になること・悩み相談・何かの報告などありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
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