こんにちは。名古屋オーシャンズNAS大高校コーチの木村です。
この度『スクール目標7ヶ条』というものを制定いたしました。
スクール生や体験を考えている方に明確に目標を提示することで、NAS大高校が目指しているスタイルをわかりやすく示すことが目的です。
また私自信に対する戒めでもあります。
私の言動が「7ヶ条と違う」ということがありましたら遠慮せずご指摘ください。
育成は選手・保護者・指導者のベクトルが合っていることが大切だと私は考えています。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
①選手の発想を豊かにし、実行する技術力が身につくスクール
決断するのは選手自身です。大人が先回りして答えを教えてはいけません。
選手が決断する前に「シュート!」「仕掛けろ!」「パス!」などという言葉をかけてしまうと他人が決断している状況に陥ってしまい、選手の成長を妨げます。
「質の高い決断を下すための情報の集め方を教え、プレー状況の分析の仕方を指導し、決断する勇気を与えた上で、実行できる技術力を身につける手助けをする」
それが指導者である私の仕事だと考えています。
②ポジティブに生きていく力が身につくスクール
全ての事象にはポジティブな側面とネガティブな側面があります。
私の4歳の娘は雨に日でも「プリンセスの傘と長靴で公園にお出掛けできる!」とポジティブに捉えています。
ネガティブな側面ばかり目につくのは生き残るための動物の本能です。
ポジティブに生きるためには小さい頃からの訓練が必要です。
NAS大高校では物事をポジティブに捉える力を育みたいと思っています。
③成長する楽しさが実感できるスクール
今までたくさんの生徒の成長を見てきました。
高いレベルに到達した生徒の共通点を探ると成長すること自体の楽しさに気づいていることが挙げられます。
そんな生徒はこちらからアプローチしなくても勝手に集中して練習しますし、自主練もします。
成長することの楽しさを知れば、努力は努力じゃ無くなります。
④圧倒的な「技術」と「賢さ」が身につくスクール
小学生までに身につけておくべきスキルは何でしょうか?
考えなくてはいけないのは、まだまだ小学生の段階では不確定要素が多いということです。
将来どのくらい身長が伸びるのか?どんなフィジカル的な特徴を持った選手になるのか?ポジションは?チームのスタイルは?
全てが不確定です。
また人体の成長には段階があります。
神経は10歳までに90%近く完成されそれ以降はあまり伸びません。
心肺機能は中学生年代で一気に高まりますし、筋肉がつくのは身長発達のピークが過ぎてからだと言われています。
つまり小学生年代で心肺機能を高めたり筋力をつけることをメインのトレーニングターゲットにするのは理に適わないのです。
小学生年代では、全ての選手、ポジション、フットボールスタイルに必要な技術と賢さを獲得することこそが大切だと考えています。
さらに言うとサッカーもフットサルもチームスポーツであり、規範となるチーム戦術があります。
チーム戦術の基礎を学び、その中で試合で発揮できる本物の技術や賢さを身につけていきます。
⑤本番で役立つ本当の技術が身につくスクール
本番とは何か?は子ども1人1人によって違うでしょう。
サッカーチームの試合?フットサルの大会?セレクション?
全てに共通されるのはプレー強度の高さです。
「切り替えの早さ」「球際の強さ」「声」
この3つは勝つためには欠かすことができない要素です。
普段のスクールから高い強度でプレーすることで、本番で役立つ本物の技術が身につきます。
「試合のように練習をし、練習のように試合をする」
スポーツ界の格言で、私が感銘を受けた言葉です。
⑥親も観ていて楽しいスクール
「私も観ていて納得しました!」「僕もこの練習やってみたいです!」
お母様やお父様からそんなお声を頂きます。
上述の通り育成は選手と保護者と指導者が同じベクトル(物事の向かう方向と勢い)でいることが大切だと思っています。
その上で保護者の皆様にも私の考えを理解して頂いて、3者の間で共有しておくことが大切だと思っています。
おかげさまでNAS大高校は上述のようなお言葉を頂いたり、練習をビデオで撮影して頂いたりと熱心な保護者が多くて助かっています。
これからもよろしくお願いいたします。
⑦エビデンスベースの指導をするスクール
エビデンスベースとは、統計データなどの科学的根拠に基づいて判断などを行うことを指します。
つまり科学的根拠を持って指導にあたるということです。
簡単ではありません。
全ての言動に経験則ではない、科学的(または統計的な)根拠を持つことは、とても難しいのですが、そこを目指します。
そのためには今まで以上に勉強をしないといけません。
専門家の協力も必要です。
もし「こんな分野なら協力できるよ!」という方がいらっしゃいましたら、お声掛け頂けると助かります。
より良いスクールにしていくため、スクール目標7ヶ条を制定しました。
今後ともNAS大高校をよろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~
<スクール生及び保護者の皆様へ>
いつも私のスクール校に通って頂いてありがとうございます。
クラスの編成上、練習時間外で生徒のみんなや親御様とコミュニケーションを取る時間が不足してしまい、申し訳なく思っております。
私といたしましては「生徒たちが今何を考えていて、どんなことに悩んでいるのか」もっと知りたいと考えております。
困ったこと・気になること・悩み相談・何かの報告などありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
>>>お電話でのご相談はコチラ(052-829-1566)