こんにちは〜。桑名校コーチの下畝地です!
好きでやり続けていたら仕事になる?なるかもしれないけれど、深みは出ないと思います。
好きを仕事にする、それ大丈夫?
サッカー/フットサルがずっと好きで続けていた。そしてどんどん上手くなってプロになれた。けど、プロには自分と同等以上のプレーを見せる人間が山ほどいた。それでも好きだから続けたい。そんな気持ちだけで月日が過ぎていく…
趣味は自分のためのもの、仕事は相手を満たすもの。ここを間違えるといい仕事人にはなれないと思います。
好きの気持ちだけで続けることは趣味ですね。選手も指導者も「好き」だけの思いではいつか限界が来ます。それに自己満足でしかないんですよね。お客様やファンの存在をしっかり認識することで仕事の質は高まります。
僕も1,2年目の頃は勘違いしていました。理論で武装したレッスンを突き詰めればいいんだと。けど、違うんですよね。僕たちの仕事は子供を成長させること。現場で子供達と関わることをせず、理論の方に逃げてはだめですよね〜
専門家なのかマネージャーなのか
シェフの方が独立してお店をオープンすると上手くいかないことが多いそうです。対してホールスタッフの方が独立して料理のお店をオープンすると上手くいくことが多いそうです。
シェフの方は技術を突き詰める罠に陥るみたいなんです。そしてホールスタッフの方は実際にお客様の反応をよく観察するから “何が本当の価値なのか” をよく理解している。
指導の現場でもアップのみやセットプレーのみの指導であれば専門家に任せて大丈夫でしょう。けど、あくまで試合全体を仕切る指導者は総合的な能力を含んだマネージャーでないと務まらない。”試合の流れを感じることが出来る指導者” でないとダメなんです。
客観的、俯瞰で見るといったことはそれをしようと思わないと見れないもの。ただ気持ちや情熱だけが先行していては見れない領域のものなんですね。
仕事は相手を満たすもの
上にも書きましたが仕事は相手を満たすためのものだと思っています。
僕は「好き」の気持ちだけで指導者をしているわけではないと200%言い切れます。嫌いとかってことではなくて、仕事内容に対して「責任感」を持って努めています。徐々にそう考えることが出来るようになりました。
僕も色々な方の仕事によって支えられている。だから自分に出来ることで社会に貢献するのは当たり前のことですよね?
自己満や趣味の指導は子供を苦しめるだけ。あくまでも相手 (子供) が主体。そこを見落とすのはあかんですよね〜