こんにちは〜。桑名校コーチの下畝地です!
「育成」は大人のための言葉。子供にとったら育成主義とか勝利主義とか関係ない。ただ、楽しめるかどうかだけなんですよね〜
大人都合の練習や方針になっていないか
子供のサッカーではよく「育成」や「育成年代」って言葉が使われます。大体が幼児〜高校生ぐらいまでを指すことが多く、意味合いとしては未完成な子達だから「成長」を第一優先として考えましょう的なことだと思います。
ただ、僕はそこに待ったをかけたくて、それって大人都合の言葉じゃない?って思うんです。
子供や大人関係なく、基本は常に勝ちたいものでしょう。皆さんだって大人になって始めた習い事や運動で先生に今はこれでいいですって言われたら悔しくないですか?いや、自分もっと出来ますけどって勝ちたくなりませんか?もっとチャレンジしたくなりませんか?(笑)
成長の究極って自立出来ることだと思います。僕は習い事をただのスキルの世界の話で留めるのではなく、人間としての成長のスケールで考えたいんです。限界とか変な縛りなんかせずに、自ら前進できる人になってほしいなと常々思っています。
感動できればそれでいい
レッスンは子供の心を動かすことが出来たらそこから大人が出来ることは限られています。最終的に選ぶのは本人 (子供) であって、大人ではないんです。
だったら僕たちはどうするかって言うと、みんなが受け身ではなく主体的な姿勢で臨めるようなアプローチを心がけます。心のエネルギーを満たすためにポジティブな声かけをするし、もっと出来るんだよって伝えるために色々なアクションをします。
フットサルで覚えた感情が心に触れた時、感動した時、一気に成長のスピードは高まります。「感動体験」だけが子供にとっては本物の財産に変わります。
つまらないと感じる練習や雰囲気なんて最悪で何も始まりません。子供にとって楽しいと思える様々なレベルを提示できる必要があると思います。指導者についてこいではなく、子供を見て指導者が合わせるんです。
大人はカッコいい
憧れの大人を見つけると子供ってキラキラしていますよね。プロ選手のリアルなプレーを見た次の日とかのモチベーションって物凄く高いと思います。
いつもキラキラした姿を見せるなんて無理ですが、楽しんでいる姿を見せることなら出来ますよね?
僕もレッスン中はカリカリしないことに気をつけています。そもそもの性格としても怒りっぽさは全くないんですが (笑) それでも気をつけています。だって、怒りっぽい大人を見て子供は「あぁ大人って楽しそう」なんて思わないと考えるから。子供たちの少し先のことを知っている、楽しい大人でいたいですよね〜
大人のエゴに子供を巻き込まないこと、子供も大人も一緒になって楽しめる方法はあるはず。みんなでフットサル/サッカーを通して楽しいを深掘りしたいですね!!