こんにちは〜。桑名校コーチの下畝地です!
先日開催していたスクール冬合宿、そこで桑名校の6年生の女の子が素晴らしい行動をしていたので共有したいなと思いました。
感じて動けること、それは性格だけの話ではない
先日の冬合宿、フットサル場を出てバスに乗って宿舎へ。バスを降りて駐車場から宿舎までは途中階段もある高低差がある道でした。困っていたのは大きな荷物をキャリーケースに詰めてきていた低学年の男の子。階段のある道を大きな荷物を持ち上げて運ぶには少々パワー不足でした。
そこへ声をかけていたのが桑名校の6年生の女の子でした。「それ、持ってあげよっか?」って具合に。2人の接点は普段のスクールが違うため全くないはずです。
結局、キャリーケースは6年生の女の子に持ってもらうことに。この一連の流れを近くで見ていた僕は素直に感動しました。その女の子が優しいとかって単純なことではなく、困っている子を見て声をかけれる “勇気” が凄いなと思いました。
心の中で絶対にこっちの方がいいはずだって分かっていても実際に実践できるかは別の話ですよね。アバウトなことになってしまいますが、こういうことを積み重ねている子のところに運は転がってくるのかなと思いました。
大切なことは大人がやって見せること
子供のことを言葉だけでどうにかしようとすると上手くいかないものだと思います。
一つ、子供たちに好きにさせる秘訣があってそれは「大人が楽しそうにやっている姿を見せること」です。本を楽しそうに読む大人が近くにいる子はきっと勝手に本を手に取り、いつしか読書好きな人になるだろうし、家でピアノの音が聞こえるような環境であれば子供も自然と興味を持つ確率が高いと思います。
別に家の中の存在だけでなくても構いません。それは習い事の先生でもいいし、親戚のおじさんおばさんでもいい。簡単なことです、やって見せるだけ。
大人はある程度大切なことを経験値として学んでいます。もちろんそれを子供に伝えたい、けどどうしても言葉だけが強くなっていく。だから工夫が必要なんです。大切なことができる大人ってかっこいいんだよって実際にやって見せつけてあげてください (笑)
プレースキルだけで判断するからおかしなことになる
プロになっても大成しない人は国内/国外問わず沢山います。逸材とか、10年に1人の才能だって騒がれても活躍できないことばかり。
「心技体」これほどまでにスポーツ選手を的確に表現できる言葉があるでしょうか。技や体が優れていても、それを支える「心」次第では良くも悪くもなるんですよね。
練習してどんどん上手くなればいいです。ただ、本当に忘れてはいけない「心」の部分を無しにした成長なんてはっきり言って意味がありません。そして「心」を育てる役目の中心こそ大人です。
子供の前に出る者として道徳的/倫理的に正しく振る舞えているだろうか?今回のことをきっかけとしてまた色々考えばければいけないなぁと感じました。