こんにちは!桑名校コーチの下畝地です!
子供が欲している言葉って何だろう?
全ては結果なんだけど、僕は結果が全てではないと思います。大人であれば良い仕事をしたという結果で評価されること、受験生であれば点数が合格点以上だったのかという結果でしか評価されないわけなんですが、その裏側にある過程を見たいですよね。
レッスン中だったらゴールが決まれば「いいね!!」と声をかけるわけなんですが、もちろん外れたシュートの中にも良いチャレンジだったものは沢山あります。そういうシュートがあった時、僕は試合が終わってベンチに戻ってきた子に「あの、シュート良かったよね〜、素晴らしすぎるよね〜」って感じでゆるめに、しかし子供の心にスッと溶け込むようなトーンで言葉をかけるようにしています。
ゴールを決めた時って他の子に何と言われようが言われまいが誰だって超嬉しいはずです。全身で喜びを表現しない子でも小っ恥ずかしそうな笑顔でいる子は多いです。ただ、外した時って案外「あれ、今シュート打ってよかったのかな?」って不安になること多いんですよね、、
自分が決断したこと、それは結果がどうあれ評価されていいことだと思うんです (もちろん道徳の範疇の話です) コートの中で子供たちも数えきれない量の決断をしてプレーを実行していくわけです。だからこそ僕は決断の機会を評価してあげたい。「あのプレー、頑張ろうと思って守備できていたよね」って、「あそこでパス出そうと思えるの流石やな〜」って具合に。
アドバイスではなく応援の気持ちで
サッカー/フットサルにはセオリーはあっても正解はありません。全勝できるチームはないわけです。絶対的な練習もないし、絶対的なアドバイスもない。時代と共に競技への解釈が変わって、実行する人間が向上していくことだけが唯一正しいのではないでしょうか。
前にブログでも一度書いたんですが、指導者の考え方も一つの哲学にすぎずそれも正解とは限らないんですね。究極は好きなスタイルを指導の色としているだけだと思います。だから指導者によって言うことが変わるのではないかと。
そんな競技の中で見ている僕たち大人ができることってもう応援だけですよね。コートの中で選手が気持ちよく決断できるように支えるだけですよね。
今日めちゃくちゃシュート打つじゃんって声をかけたら、お父さんにボール持ったらシュートだけ打てって言われたと。「はぁ?」って感じです。そんなサッカー/フットサルしてて子供って楽しいですかね?コートの中で選手は子供ながらに見えてる景色が広がっていて、その上で決断しているんですよ。決断の結果を決めつけるような声かけではなく、「もっとこういうプレーも見てみたいなぁ〜」ってポジティブに応援の声かけしてあげる方が選手の心の成長も促せそうで良さそうじゃないですか?
主体的にガンガンチャレンジ出来る選手こそ魅力
チームのスタイルにはパスサッカー、個人技主体、堅守速攻など、色々な方法がありますが、僕はそういうことにあまり興味がありません。チームの指導者だった時も “相手チームの保護者にも応援されるようなチーム” を常に目指していました。
それって具体的にどういうことかと言うと、コートの中で子供がキラキラに輝いているってことです。それでも抽象的なんですが (笑) もっと具体的に言うと、子供たちが自分たちで声かけあって主体的に攻めて守ってをしているチームってことでしょうか。
主体性って性格とは別物だと思うんですよね。自分を信じて勇気を出せること、決めれることって誰でもできることだと思います。僕はそういう選手が好きだし、そういう選手こそ、このサッカー/フットサルという競技に生きていく中で最強の生き方だと考えています。
主体的にガンガンチャレンジ出来る、これからもそういう子供たちを育てたいですね。いや、応援しながら育てたいですね (笑) 主体性を育むには決断の機会を尊重してあげること。これからも魅力ある選手が桑名校からたくさん活躍してくれるといいな〜