こんにちは!桑名校コーチの下畝地です!
伸びるきっかけとは未知の世界に触れること
サッカー少年にとってフットサルは最高に楽しいスポーツではないでしょうか。
コートが小さく試合に出る人数も少ないフットサルでは、コートに立っている全員に主役になる瞬間がきっと訪れます。
経験者としてどちらのスポーツも素晴らしいと思いますが、特に小さなうちはフットサルがぴったりなのかなと思います。大きなコートではプレーに関わる体験値の絶対数がやはり少なすぎると思います。
サッカーで伸び悩んでいたら、一度その世界の外側をのぞいてみてはどうでしょうか。フットサルという未知な世界に触れることでお子様の輝きが増すと思います。またサッカーが上手くなることが全てと保護者の皆さんが思い込みすぎないでください。いつでも大切なのはお子様が楽しく伸びていくことですよ。
自信はあるけど全員を変えれるとは思っていない
先日ある保護者の方から「下畝地コーチは辞めることをお勧めするのがすごい」という話がありました。
自分としては子供1人1人の成長がプロフェッショナルな仕事として最上に達成すべきことなので「辞める選択肢」や「フットサルを始めない選択肢」を提示することも仕事の一部と思っています。
誤解していただきたくないのは、僕はフットサルをスタートした子の全員にもちろんコミットしています。けど、子供の心もフットサルを始めた時とは変わっていくし、身体のバランスにも変化がある。それは週に1回か2回顔を合わせる僕らにはコントロールできないもので、そもそも管理していいものとも思いません。
未知の世界に触れることで変わることもある。だけど実際には自分にはまだその子に変化のインパクトを与えることが難しいと感じたり、保護者様の悩みとこちらの提供できるものが噛み合わないと感じることもあります。ビジネスとしては全員変えます、来てくださいと言った方がいいと思いますが、本音でお伝えすると僕にはそれは言えません。自分のレッスン内容を信じていますが、それを言ってしまうと仕事人として嘘になってしまいます。
もっと自らの可能性に気がつける瞬間を。
プロの指導者として5年間が終わろうとしています。大学生の時にボランティアで始めた期間を含めると9年間です。
ずっと感じていたのはスポーツは遊びでもあるし、人間として成長させてくれるコンテンツでもあるということ。側面の切り取り方はそのスポーツ環境を提示する人次第であるということ。
そして最近、自分の中で子供達に提供するべきことが新たに言語化できました。今までもそれに似たようなことを思っていたんですが、どこかしっくりこない部分をもあって、、こういう何かが分かる瞬間って突然訪れるんですね。それが頭に降り落ちてきた時に思わず携帯取り出してメモしている自分がいました。
「選手が自ら自分の可能性の広がりに気づける瞬間を作ること」フットサルのレッスンの中に子供達の内側にはなかった感覚を僕がぎゅうぎゅうに詰めて提示することで、子供たちが自ら「あれ?僕にもチャレンジしたらこれできるんじゃない?」「俺めちゃできてきてるじゃん!!」って自分にもやれば “進化” できるんだ!って思えるような感覚がたくさん生まれるようなレッスンにしていきたいんだと。
今までもそれに近いレッスンではあったと思います。けど、自分から生まれる言葉を頼って子供達の心に触れて劇的成長の革命を起こすにはどこか限界があったんですね。子供達の中でもっと自らで気づかせてめちゃくちゃ考えさせて、チャレンジできる空間があればこれが最強ですね。僕は単にサッカー/フットサルが上手い子を育てたいわけではなく、主体的にぐんぐん突き進める子を育てたいと思うし、そういう子がいつかサッカー/フットサルの競技の世界でも日本中や世界に名を轟かす選手になると思うんです。もっと自らの可能性に気がつける瞬間を。2023年度のレッスンが今から待ち遠しいです。