こんにちは!愛知県、三重県でフットサルを教えている名古屋オーシャンズフットサルスクールです。
『ゾーン』という言葉を知っていますか?
サッカー、フットサルをはじめとしたスポーツに真剣に取り組んでいると、「ゾーンに入る」と聞く機会があると思います。
たとえば
「あのシュートを決めたときゾーンに入っていた」
「ゾーンに入ったら良い結果が出た」
というような話です。
こうした話を聞いていると、ゾーンとは試合などですごいことが起こせる現象のように感じますね。
実際に、プロスポーツ選手の中にもゾーンに入ったことで最高のパフォーマンスを発揮できたと語る人たちがいます。
ゾーンについて聞くほどに、自分もゾーンに入る体験をしてみたいと感じるのではないでしょうか?
しかし「ゾーンとは何か?」と考えるとよくわからないと思います。
今回は、ゾーンとはどのような状態なのか、スポーツにおけるゾーンのメリット、そしてゾーンに入るためのテクニックについてお伝えします。
ゾーンとは?
スポーツにおいてゾーンを経験した人は、
ゾーン中に感じたことについて
「ボールが止まっているように感じた」
「時間がゆっくり流れるようだった」
「相手選手の動きを手に取るように把握できた」
「考えるよりも早く体が勝手に動いた」
「戦っている自分の姿を空から眺めている感じだった」
などと表現しています。
ゾーンとは、アメリカの心理学者(ハンガリー出身)ミハイ・チクセントミハイが用いた心理学用語で「フロー」や「無我の境地」、「忘却状態」と呼ばれているものです。
ゾーン(フロー)の状態の特徴について、著書の中で以下の8つを挙げています。
1.完全に集中している
2.目標だけに焦点を合わせている
3.時間が速まっているか遅くなっているように感じる
4.その経験にやりがいを感じる
5.苦労なくできる感覚がある
6.難しいが、まったく歯が立たないほど難しすぎない
7.その行為がほとんど自然に起きているように感じられる
8.やっていることに満足を感じる
ゾーンに入った状態を簡単に表現すると、「高い集中力を保ち、適度な緊張状態とリラックス状態が適切なバランスを維持できている状態」です。
そして、周囲の余計な音や景色などが意識から排除され、感覚が研ぎ澄まされて「今」の活動や行動に没頭するため、特別なことが起きているような感覚を得ます。
ゾーンに入るメリット
それでは、ゾーンに入ることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ゾーンに入れば素晴らしい結果を残せるのではないか? と思うかもしれませんが、必ずしも良い結果が出るわけではありません。
それは、ゾーンが「今までできなかったことが突然できるようになる魔法」ではないからです。あくまで、それまでに積み重ねてきた練習や経験が発揮できる状態になることです。
とはいえ、積み重ねてきた力が思い通りに発揮できる体験はとても貴重な経験になるでしょう。
また、積み重ねたものが試合などで発揮できるのならば、良い結果につながることも多いはずです。
具体的にゾーンに入ることで得られるメリットのひとつは集中力が上がることです。
逆に言えば、集中力が高まることでゾーンに入るともいえるでしょう。
ゾーンにおける集中力は非常に高いため、周囲の音や景色などに惑わされることなく、今の行動だけを意識することができるようになります。
さらに、イメージ通りかそれ以上のパフォーマンスを発揮できるため、高揚感や幸福感を得ることができます。
あとひとつのメリットは疲労を感じにくくなるということです。
実際にゾーンを体験したスポーツ選手は
「とても集中していて、試合に対する不安や緊張を感じることなく心と体が一体化していた」
「相手の動きが面白いようにわかった」
「全体を見下ろして自分の動きをコントロールしているような感覚だった」
「体が自然に動いて全く苦しさを感じなかった」
などと表現しています。
サッカー、フットサルをはじめとしたスポーツに熱中している人にとって、プレー中のゾーン体験は、自身の力を最大限に引き出してくれることが最大のメリットでしょう。
さらに、プレーする喜びや幸福感を得られるため、スポーツをおこなう大きなモチベーションにつながります。
ゾーン体験をするには?
ここまでの話で、ゾーンに対して大きな魅力を感じたのではないでしょうか。
しかし、残念ながらゾーンとは簡単にいつでも入れるものではありません。
プロのスポーツ選手であってもゾーンに入るのは難しいといわれています。
一方で、真剣にスポーツに取り組んでいる人なら誰でもゾーンに入ることがでる可能性を持っているともいわれています。
ここではゾーンに入りやすくなるためのテクニックを5つ紹介します。
1)リラックスする
例えば「絶対に勝たなければいけない」や「いいプレーをしなければいけない」など、過度な緊張やプレッシャーがあるとゾーンに入りづらいといわれています。
適度にリラックスをして、その試合やプレーを楽しめる精神状態がゾーンには適しています。
2)集中する
リラックスしながらも、これから起こす行動(試合やプレーなど)に集中することが大切です。
過去のことや未来のことを考えず、「今」に集中することで雑念が消えてゾーンに入りやすくなります。
3)外的な環境を整える
集中とリラックスのためには、その状態になりやすいよう周囲の環境を整えることも有効です。
例えば、忘れ物をしたなら集中力が落ちたり、焦ったりしてしまうでしょう。落ち着いて「今」に集中できるよう、その前から整えておくことも大切なのです。
また、プロスポーツ選手が試合前にイヤホンで音楽を聴いて集中力を高めるように、聞きたくない音や声を遮断することもいいでしょう。
4)普段の練習をしっかりおこなう
当然だと感じるかもしれませんが、ゾーンでは自分の身についているものしか発揮できません。
練習を重ねることで自信をつけ、体が反射的に動くようになると、本番であれこれ考えることなく自然に体を動かせるようになるため、ゾーンにも入りやすくなります。
5)ゾーンに入ることを意識しない
ゾーンは意識して入れるものではありません。
ゾーンに入りたいと意識すれば、「今」に対して集中することができません。また、適度にリラックスすることもできません。
つまり、ゾーンに入りたいと意識すればするほど、ゾーンに入りやすい環境から遠ざかってしまうのです。
大事な場面でゾーンに入れるように
負けられない試合など、サッカーやフットサルを続けていれば大事な場面に立ち向かうことが必ずあります。
そんな大事な場面こそ、ゾーンに入ってよいプレーをしたいですよね。
そのためには、はやり日々の練習をしっかりとおこない、いざというとき能力を発揮できる基礎を作っておくことが大切です。
そして練習の間はどんなときにどう動くべきか、どんな問題があってどう修正すればいいかなどしっかりと考えて不安を解消していきましょう。
練習の間、しっかりと考えたら本番では考えすぎず、五感を研ぎ澄ませて感じるようにすることが大切です。
考えすぎるとリラックス状態からは遠くなってしまうためです。
そしてゾーンに入れたならば、最高のパフォーマンスを発揮して素晴らしい経験を得ることができるでしょう。
ただし、ゾーンに入れなくても積み重ねた練習が無駄になることはありません。
これらを積み重ねることで、ゾーンに入ることができなかったとしてもベストはプレーができるはずです。
そしてゾーンに入ったときには、最高のパフォーマンスを発揮することができるでしょう。
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