こんにちは!桑名校コーチの下畝地です!
上手くなるのは “お兄ちゃん” or “弟” ?
昨年のサッカーW杯日本代表メンバーのうち、長男に該当する選手の割合はどれくらいだと思いますか?
実は25名のうちのたった6名しかいなかったそうです。一人っ子の選手は2人で、あとの17名の選手にはお兄ちゃんやお姉ちゃんがいるとのこと。
結論から言うと “弟” に該当する方が上手くなるということでしょうか。色々な文献を調べていると理由として挙げられている多くは「弟は取り組み始める年齢が早い」ということ。お兄ちゃんが始めるのと同タイミングで弟も始めることが多いため、より才能を磨きやすいのでは?という推測。
そしてもう一つが弟は兄の背中を追いかけているということ。兄に負けたくないという気持ちで取り組むことがレベルアップにつながるのでは?ということでした。
余裕から自由が生まれる
上のこと確かに納得できます。ただ、自分はそれに加えてお兄ちゃん達が伸びやすい環境にいないことも同時に思います。
お兄ちゃんが何を始めるにしても基本的にはお父さん、お母さんにとって初めて子供が習い事をしている姿を見ることになります。成長スピードが遅いと感じると焦ってしまってプレッシャーをかけてしまったり、うちの子は大丈夫なのかな?って心配してしまいますよね。
対して弟の習い事を見る時にはお兄ちゃんを見てきてある程度の道が見えているので、保護者の皆さんに見守る余裕があるのではと思います。
スポーツは本来自由に感じて動くものなので、保護者の方が見守るスタンスだと子供は伸び伸びと成長していきます。実際スクールで多くの子を見ていますが、弟メンバーは何も気負うことなく純粋に楽しんでいる子が多いように感じます。
長男だった自分が感じていたこと
姉がいそうと言われることが多い自分ですが、実際は2個下に弟がいる長男です。
自分はサッカー好きで進んでやっていたので、正直あまりお兄ちゃんだから窮屈な思いをしたという感じは全くありませんでした。親も試合を見に来ることは一切なかったので奔放に楽しんでいましたね (笑) 多少弟の存在が気になるくらいでしょうか。ただ、弟はサッカーが好きそうな様子ではなかったのでそれほど参考にならないかもです…
試合をお父さんお母さんに見てほしいと思う子もいるし、見てほしくないと思う子もいることでしょう。自分の場合は見てほしいという気持ちはさらさらなかったので、それが功を奏してずっと純粋に好きな気持ちでいられたかもしれません。
皆さんがお子さんにサッカー始めさせた理由って「プロ選手になってほしいから」でしたか?きっと違いますよね。焦って親の皆さんが動きすぎると、子供は楽しさを失ってしまいますよ?子供をプレッシャーから解放してあげてください。