こんにちは!桑名校コーチの下畝地です!
コーチの仕事はなんなの?
この前のレッスンで小学1年生の子からこんなことを聞かれました。
「コーチの仕事なんなの?」
「んっ?あ〜、みんなと一緒にフットサル楽しくやることやで」
「これ仕事なの?仕事これだけ?」
「せやで」
「それめっちゃいいじゃん!!俺もコーチみたいになろ〜」
とりあえず自分のコーチ業は仕事とは思われていなかったみたいです (笑)
けど、よかったです。その子にとっていい感じの大人?楽しそうな大人?に思われていたということが率直に嬉しく感じました。
世界を広げるための戦い
例えば同じサッカー少年団でも、中身は全く違うと思います。片方のチームは攻撃的なチームで、もう片方は守備的なチームだったり。指導者の方が優しい雰囲気だったり、厳しい感じだったり。
子供達が知っている世界というのは、大人が知っているそれよりも絶対的に小さい範囲だと思います。
だから自分は「フットサルスクール」という存在を通して、子供達に上手くなることって楽しいことなんだよと伝えてあげたい。ただ、サッカー/フットサルをやるっていう時間を提供したいわけではなく、レッスンの中では大事だと考えている思いを届けたい。みんなのサッカー/フットサル観はチームで感じるものだけではないことに気づいてほしい。
スクールの体験に来てくれるこの中にはやはりチームで悩んでいるというパターンもあります。目標に向かってどんな練習をしたらいいか分からないという悩みなら分かりますが、それよりも指導者との関係で悩んでいるという場合はなぜだろうって感じてしまいます。だって、競技を真剣に取り組むことと、対人関係の悩みというのはまた別の話ですからね。
欲やエゴ、人間だから誰でもあります。けどコーチをやることが好きなら自分のコーチをする姿に満足してはいけなくて、子供達がガンガンに成長することを楽しめるコーチでないとダメだと思います。もっと子供達が自身に可能性を感じられるようにしていかないとです。
詰め込むのはスキルではなく、刺激
子供達には心の段階というものがあります。
仮に同じドリブルのフェイントを扱うとして、コーチ認定クラスの子達に伝えるのと低学年クラスの子達に伝えるのとでは全くレッスンの進め方が異なります。
コーチ認定クラスでは「こういう状況を解決するためにはこのスキルが使えそうでしょ?」って感じだし、低学年クラスだと「こんなことできたらカッコいいよね?」って伝え方になることが多いです。
客観的には同じスキルを扱っていても、それを押し付けていては伝わらないことを知っています。コミュニケーションは一方通行では意味がないですよね?知っていること、上手く相手に伝える努力は必要です。分かる子だけ分かればいいというのは、コーチの勝手で、出来るかは分からないけど、最善を尽くすことが重要だと思います。
対象の子達をよく観察して心を刺激したいですよね〜。どれだけオンラインの技術が高くなろうと、人を変えたり、人を動かすのはやはりリアルな人との体験だと思います。これからも生きたレッスンを作ることにこだわりたいです。