こんにちは!桑名校コーチの下畝地です!
「コーチ、めっちゃ、うぇ〜いって言うよね。」
この前あるスクール生の子が「コーチって、めっちゃ、うぇ〜いって言うよね」ってことを唐突に教えてくれました。
よく話を聞いてみるといつもレッスン終わりに投稿しているInstagramをスクール生の子もお母さんの携帯で見ていて、そこでコーチがめっちゃ、うぇ〜いって言っているでとのことでした。(桑名校のInstagramはこちらから)
あれ自分ってそんなにうぇ〜いって言っているかな?…なんて、そんなことは全く思いません。自分にとってこの言葉は無意識ではなく、ちゃんと有意識下の言葉だからです (笑) もはやテクニックだと思っています。
フットボールの世界では選手がプレーしている最中に流れを止めずに声掛けすることを「シンクロコーチング」って言ったりします。ちなみに、集まって話をしているのは「ミーティング」、練習中や試合中に一旦流れを止めてコーチングすることは「フリーズコーチング」って言ったりするんですよ〜。自分にとってのうぇ〜いはシンクロコーチング?いや、あれはシンクロ感想って感じですかね。この言葉について自分なりの狙いは次の章にまとめてみました。
練習方法だけでは何とかならない
僕らの仕事を逆算していくと、唯一のゴールは「子供の成長」だけだと思います。その達成方法として主にフットサルのレッスンを扱っているわけなんですが、一つ陥りがちなことがあるんですよね。
それは練習メニューが全てを解決してくれると思い込んでしまうこと。個人的な思いですが、完璧な練習はきっとありません。同じ練習メニューでレッスンをしたとしても指導者によって実際の雰囲気や子供たちに与えるインパクトは様々だと思います。そこに人の意図や意思がきちんと透けて見えないと効果が薄れる気がします。
桑名校の子達や保護者の皆さんならきっとご理解いただけると思うんですが、桑名校の練習メニューってすごくシンプルな作りになっていると思います。なぜかと言うと、自分は練習メニューのあれこれより、どんな練習だとしても夢中になって取り組めたり、真剣に勝負できた方が絶対に成長できると信じているからです。
そして自分の存在は子供達をノリノリにプレーさせるための装置にすぎません。海外のフットボールの試合だと好プレーが出た時に観客は拍手をしたり、おぉ〜!!というリアクションをします。自分のうぇ〜いもそんな感じで好プレーを出した選手への最高やん!って表現方法だったりします。子供たちの気分を上げるためなら指導者の小さなプライドなんて捨ててしまった方がいいですよね。「絶対に子供達を伸ばす」、指導者として守るべきプライドは自分にとってこれだけです。
結局の勝負所は…
いかに心に触れて、揺さぶることができるのか。結局の勝負所はこれに尽きるのではないでしょうか。子供達をフットサルのレッスンで成長させるということについて大事なのは。
大袈裟に聞こえるかもしれないですが、自分の経験則で絶対にそうなんですよね。何がその子の心に火を付けるのか。それは分かりません。新しいスキルを見せることかもしれないし、ちょっとした会話の中にその要素があるかもしれないし。
とにかく自分は成長の見せ方を誤魔化したくないんですよね。やってる風ではなく、みんなが主体的にしかもガンガンに行動できるように日頃のレッスンから取り組みたい。ただ練習をやらせるのではなく、ちゃんと子供たちの心が踊るような時間にしたい。それにサッカー/フットサルの成長を人間性の成長に繋げたい。
長い時間、少年サッカーやフットサルに携わっているほど視野狭くなっていませんか?今、子供達を取り巻くサッカー/フットサル環境は少々度がすぎている気がします。子供達が大人の主張のための道具になっていると思いませんか?