こんにちは〜。桑名校コーチの下畝地です!
選手というよりも、ファミリー
プロのサッカー/フットサル選手は遊びではなく、仕事です。究極のところ、自身のモチベーションに左右されてはダメで常にファンや応援してくれる人にエネルギーを届けるため、日々頑張るものではないでしょうか。選手の価値を測るものとして、やはり残す結果は重要でそれによって給料なんかも決まったりするはずです。時には才能だけで勝つ瞬間があるかもしれませんが、そこに浸っていては選手としての深みは出ないと思います。
また、監督だってチームの勝利のために全力を尽くします。勝たないと自身のクビが飛ぶ厳しい世界です。選手の成長はあくまで “勝利” のための手段であって、目的ではありません。
ただ、育成年代についてはどうでしょうか。選手を駒のように扱ってただ勝利だけを目指せばいいというものでしょうか?皆さん、どう感じますか?僕の答えはNoです。育成年代だからこそ結果より過程の濃密度を重視するべきです。その結果として本人がプロ選手を目指すというのであれば大歓迎です。
僕にとってスクール生のみんなは選手というよりもファミリーって感じです。ただ、勝ち続けてほしいだなんて薄っぺらいことは思いません。フットサルで酸いも甘いも噛み分けて人に優しくできる大人になってほしいです。その大前提があった上でフットボールのスキルも向上させることに取り組みます。
理想は歳の離れた親戚のお兄ちゃん感?
上にファミリーと書きましたが、僕は父親みたいな存在でなく、みんなにとって歳の離れた親戚のお兄ちゃんみたいな感じでいいのかなと思っています。
普段では感じることのできないワクワク感だったり、知らない世界を見せてくれる存在でありたいって考えています。怖いなんて感情は一つもなしに、ただ一緒にいると楽しいな〜とか、面白いな〜って感じてくれていたら最高です。
子供の頃にどんな人を見てきたのか、どんな人と触れてきたのか。これって大人になった時の価値観を支えているすごく重要な体験だと思うんです。
もしもお子さんに「the親戚のお兄ちゃん」的な存在がいなかったらぜひ当スクールを使ってみてください。僕がその役割を果たしますよ〜(笑)
すぐにコーチの存在なんて追い越せる
女子サッカーW杯、世界陸上、バスケW杯、そして先日からはラグビーW杯。今年はスポーツのビッグイベントが立て続けにありますよね。そんな中からラグビーW杯。自分が確か高校生の頃だったと思いますが、2015年のW杯「日本×南アフリカ」の一戦。結果的に日本が最後トライを決めて “ラグビー史上最大の衝撃” なんて言われているこの試合ですが、僕は当時の日本代表監督のエディー・ジョーンズさんのことがすごく気になっていました。テレビやニュースなんかで半端ない練習をしているということも知っていたので、とんでもない人なんだろうなと思っていました。
そして実はこの南アフリカ戦、監督は最後キックで3点を狙って同点でいいと指示していたそうです。トライの5点を狙って逆転勝利を目指すのはリスクが高すぎると。ただ、現場の選手たちは自分たちで決断して、スクラムを組み、ボールを回し、最後はトライを決めて逆転しました。
「本当の成功は、部下がリーダーを超えた時に起こります」エディー・ジョーンズさんの言葉です。スケール感は違いますが、僕もこの言葉に大賛成です。それにこうでなければいけないと思います。
コーチはみんなの成長をサポートする。そしてみんなは想像を超えて成長していく。あっという間に僕のフットボール観以上のものを見れるようになっていく。オーシャンズスクールは子供たちの成長を本当の意味で大歓迎できる場所であり続けたいです。みんながどんどんステップアップできるように、そうした環境を作り続けます!!