こんにちは〜。桑名校コーチの下畝地です!
理解の核心は「ズレ」の認識から
言葉で伝えることは大事なんですが、それは指導するってことの本質ではない気がします。
言葉の通りに子供たちがプレーできたり行動できたり、学校で言うなら勉強してくれるとラクですよね。
けど、物事にはやはり段階があって、成長ということも小さなステップアップを積んでいくしかありません。レッスン中に僕たちが求めていること (テーマ) には確実にビジョンがあるのですが、子供達の頭の中にはその絵を描くことが難しい状況もあるんです。
子供達の状態とレッスン終わりで僕たちが描くビジョン。ここのズレをしっかり認識していかないと、レッスン中のコミュニケーションは一方通行で終わってしまいます。何かを伝えたい時は伝える側に工夫がほしいですよね。
提示するのは半歩先のこと
上であげたズレ、どうやって埋めていくかということなんですが、具体的には「半歩先のことを提示する」というのが僕の経験則です。
一生懸命に取り組めば勝てそう、出来そうというところに練習の難易度を設定してみる。出来なかったことが出来るようになるという体験は本人にとって凄く嬉しいはずです。
あと、僕はその子が出来た瞬間を見逃しません。そんな場面を見つけては「えっ!!今できたんちゃうん?」とか「これできちゃうか〜、凄すぎやん!!」って声をかけています。
勉強でもサッカーでもフットサルでもピアノでも。出来ないということは本人の問題だということは変わりません。けど、サポートの仕方はどうでしょうか?もっと伝える側が成長する楽しさを上手に教えることができるのではないでしょうか?
まずは小さな成功体験を積まないと!!
お子さんにいきなりできるようになることを求めていませんか?
大人から見たらパスを止めること、シュートを決めることなんて簡単に見えるかもしれません。けど、ピッチの中に入るとプレッシャーのかかり方って相当なものがあるんですよ。
小さなことから成功体験を積んでいかないと破綻です。いきなり大きなことはできないのに、求められて、その子なりに一生懸命頑張って、結果できなくて怒られる。こんな悲しい循環のままにしてもいいんですか?
できない原因をお子さんの中に求めすぎないでください。工夫するべきは世界のことをより多く知っている大人の方だと僕は思います。