こんにちは〜。桑名校コーチの下畝地です!
セレクション時のアドバイス
サッカーチームに入っている子だとトレセンの選考会時、小学6年生の子達だとジュニアユースの選考会の時など、保護者の方から「何か受ける時のアドバイスはありますか?」とご相談をいただくことがあります。
そんな時は「何か一つだけ絶対にやるプレーを決めて受けてみてください」とお答えしています。
この決めたプレーのハードルは低くて大丈夫で、マーク相手の選手がボールを持ったら全力で寄せに行く、最初のボールタッチはいつも以上に丁寧を心がける、このエリアでボールを受けたらシュートを打つなど、、自分の中でスイッチを入れるような感覚で取り組めればいいなと思います。結果ではなく、自分で取り組める範囲のことを選ぶこともポイントです。
はじめから全部を完璧にやろうとするから重圧をより感じてしまうような気がします。まずはリズムを掴むために1つのことだけに集中してみる。1つ出来ればあとはいつも通りの実力が発揮できるはずです。
バガボンドで覚えている言葉
皆さんは「バガボンド」という漫画をご存知でしょうか。宮本武蔵を題材とした漫画で、作画はスラムダンクでお馴染みの井上雄彦さんです。
この漫画、昔友達に貸してもらって読んだのですが、作中の言葉でよく覚えているものがあります。「お前の生きる道は、これまでもこれから先も、天によって完璧に決まっていて、それが故に、完全に自由だ」この言葉です。
この表現をどう解釈するかは人それぞれ違う気がします。個人的には「一生懸命、目の前のことに生きなさい」と言われている気がします。もっと詳細には未来のことや過去のトラウマを憂うことに意味はなく、意思を持って今をしっかり前に進みなさい、そうすれば然るべき場所にいるだろうって感じに受け取りました。皆さんはいかがでしょうか?
トレセンの合否や進路先は努力することで道は増えるかもしれないけれど、その時に出た結果は変わりません。それがショックなものだとしても前進するために今を努力するしかないと思います。しっかり毎日を取り組んでいれば、いつか目指す場所にいけるのではないでしょうか?
決断するから磨かれる
決断の成り立ちは「決めて」「断つ」ことです。やはり、何かを決意したなら他の何かを断つことで磨かれていくのだと思います。
スケール感こそ小さいですが、自分も実体験があるのでこの感覚はよく分かります。そして結局思うのは、本当に充実感を得ることができるのは目標に向かっていた時間とか、ストイックに取り組んでいた時間だったりするんですよね〜。
大体はプロ選手の輝かしい一面しか見ることができません。けど、子供達にはプロ選手のトレーニング風景や裏側も見てほしいですね。本気で勝ち獲りに行く選手は凄みが違います。一瞬のプレーのために、食事やプライベートな時間など、あらゆる部分に工夫を入れて過ごしています。
本当に成し遂げたいことが見つかったなら、まずはどう行動すべきか決めてみましょう。そして誘惑とうまく付き合う方法を考えてみないといけないですよね。ちょっと頑張ったからって欲しい結果はすぐには手に入りません。最後は主体的に取り組む継続した努力だけが自分を救ってくれると思います。