こんにちは〜。桑名校コーチの下畝地です!
負けたって悪くない
この時期の小学6年生の子達はいろいろなことがありますよね。チームでは「全日本少年サッカー大会 (よく全日って呼んでいるやつですね)」小学校のサッカー大会において総本山と言えるものでこの大会で勝ち続ければ全校No.1の小学生サッカーチームになります。
そしてもう一つが中学の進路であるジュニアユースの結果。合格する場合もあれば、不合格になることもあるでしょう。
この上の二つ、すごく難しいのがほとんどの子達は一時的に「負ける」という事実を突きつけられることでしょう。全日なんて15人前後の子達だけが最終的に全国優勝するわけで他の子達は優勝できなかった「負けた」チームです。ジュニアユースの合否だって同じ。不合格になれば合格した子達に対してその時は競り負けたということになります。
けど、負けることは悪いことではありません。事実ではあるけれど、みんなの選手生活はまだ始まったばかりです。それに今何かを勝ち取った子達はみんなよりも前に一度大きな負けを経験した子達かもしれませんよ。考えるべきはこれからのこと、事実を発奮材料に変えてとにかく前進あるのみですね。
一瞬の積み上げは一瞬で崩れる
年代にはあえて触れませんが、自分の2個上の学年は強かったです。けど、最後の大会の大一番、GKの選手に監督が「俺が出ろと言ったら前に飛び出せ」って試合前に声をかけていました。それを聞いた時になんとなく「あ、この試合はきっと負けるだろう」と自分なりに悟りました。結局、その試合には負けてもう一つ上の高みに行くことは叶いませんでした。
ここで言いたいことはきちんと成果を上げたいなら、やはり時間をかけて練習すること、基礎を作らなければいけないということです。上の例なら普段からトレーニングを積んで試合中は選手を信頼して判断を任せるべきだった。これが唯一の答えだと思います。準備の時点で負けていたんですね。
日常生活の場合だとダイエット。リバウンドは無理なダイエットを短期間で行うから起きてしまうのではないでしょうか?普段から節制していれば問題ありません。
少しの期間頑張ることなら誰でも出来ます。けど、少しの頑張りで得られるものなんてたいした事ではないし、本物でもないと思います。「ずっと継続すること」大切なことはこの点ではないでしょうか。
秘訣は楽しいから続いていた
選手としての生活が楽しいからまだ続けたい、だから体のメンテナンスもするし食事制限もする、パーソナルトレーニングもする。これが本来の順番だと思います。
体のメンテナンスをしても、食事制限を始めても急激に上手くなるなんてことはないと思います。根底に「純粋に競技を楽しめる気持ち」がないとその上には何も成り立たないのではないでしょうか?
まずは全力でやってみて楽しいの気持ちをグッと膨れ上がらせることがその後の成長に大きく影響するはずです。ここでいう楽しいとはラクとは違って、夢中になって自分を表現できる時間のこと。桑名校のレッスンでもスキル云々の前にまずはボールを蹴ることって楽しそうだな、体を動かすって面白そうだなという雰囲気作りを心がけています。
大人は子供の試合を見ていて楽しいかもしれません。けど、やっている子達は実際のところどうなんでしょうか。見えないプレッシャーをお子さんにかけていませんか?ずっと楽しめて、ずっと続くことができるように。桑名校では上辺だけの練習ではなく、みんなが主体的にプレーできるような内容を作っていきたいと心から思います。