こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール豊田・NAS大高校コーチの木村です。
当たり前ですが、子どもの性格は十人十色ですね。
そしてどんな性格にも長所と短所があります。
例えば「わがまま」と言われる子どもは、反面「決断力がある」という長所を併せ持っています。
面白いことにサッカーでもフットサルでも性格はプレーにそのまま反映されます。
もちろん「わがまま」と一言で割り切れるほど、人間のメンタルは単純ではないです。
ちょっとした環境の変化やその日の気分でも変わったりしますが、基本的な傾向はあまり変わりません。
しかし、フットサルという競技はサッカーが11人でやることを5人でやらなければいけない競技です。
つまり攻撃も守備もシュートもインターセプトも全てのプレーができることが求められます。
だからこそ面白いですし、育成年代にピッタリのスポーツだと私は考えています。
ここからが本題です。
「本当はフォワードがやりたいけど、チームの事情でディフェンスをやっている」
そんな声をスクール生からよく聞きます。
「フットサルはみんなが攻撃できるから楽しい」
とも聞きます。
全員(GK含め)にシュートチャンスがあるのがフットサルの醍醐味ですね。
ここで最初の話に戻ります。
性格的に「わがまま」な傾向がある選手は、結構点が取れたります。
フィニッシュ局面で生きるタイプの性格だと言えます。
「このボールを取られたらどうしよう」
「シュートを打って外したら、周りになにか言われるかなぁ」
といったことを良い意味で考えないので迷いなくプレーできるのでしょう。
それではそういった性格ではない子に対してどのようにアプローチすればいいのでしょうか?
正解はわかりませんが、いつも私は生徒たちにこんな話をします。
「相手ゴール前は一番”失敗”していい場所だよ」
理由は2つあります。
①シュートはプロでも難しいプレーであり、可能性が少なくてもチャレンジするべきだから
②カウンターを受けて失点する可能性が低いから
①はわかりやすいと思います。プロの選手でも試合中10本シュートを打って3本入れば素晴らしい決定率だと思います。
②はシュートを打つ場所を考えてみると理解できると思います。シュートは大体相手ゴール前なので、失敗して相手ボールになってもほとんどの場合は、直接失点には繋がりません。
このように子どもたちにもわかるようにできるだけ論理的に説明しています。
そしてこういった共通認識の中では、シュートを外した選手に「何やってるんだ!」といった声は出てきません。
チャレンジしやすい雰囲気が相乗効果で生まれていきます。
そしてこんな風にも伝えています。
「ゴール前は自分の才能・センスを信じて、勇気を持って決断しよう」
性格的に大人しい子どもは、周りをしっかり見て、一番可能性の高いプレーを選択しようとしてくれます。
それ自体は素晴らしいのですが、ゴール前では一瞬のタイムロスが命取りになるので、周りの状況も見つつ、最後は自分が責任を持って”決断”しなければいけません。
そんな子には上記のような声を掛けることで「チャレンジしてみよう」「失敗してもいいんだ」と思わせることがコーチの仕事です。
サッカー・フットサルの技術を伝えることはもちろんですが、同時に「点を取れるメンタル」も育んでいってあげたいなと思っています。
それが育成年代でフットサルをやる大きなメリットの1つなので。
最後にゴール集を載せてきます。これを見てイメージトレーニングしてください!
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<スクール生及び保護者の皆様へ>
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私といたしましては「生徒たちが今何を考えていて、どんなことに悩んでいるのか」もっと知りたいと考えております。
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