こんにちは〜。桑名校コーチの下畝地です!
コーチは狙いを持った練習をする。ただ、あまりにも練習方法に拘っていると…
指導者の思いが一方通行になっていないか?
指導者の研修会でよく出る質問が「この練習はどういった狙いを持ってオーガナイズしているんですか?」というもの。オーガナイズとは僕らの世界で練習内容に関する全てを含むこととして表現されます。
例えば、フィニッシュ局面の練習をしたいとなれば、「相手のゴール前状況を想定」「どのような崩し方をしたいのか」「その前後でどんなプレーが発生するか」など様々なことを考慮して内容を決めます。
そのように内容を決めていざ指導、けど予想通りに終わることなんて基本的にはありません。大体が僕らのイメージとはちょっと違う感じのプレーを子供たちはするものです。
そんな時にしっかり選手を分析できるのか、改善できるのかが指導者の腕です。練習方法はきっかけや手段にすぎません。正直オーガナイズなんてなんでもいい。選手が上手くいっていないならそれを変えることができるのが指導ってことだと思います。
時には教科書を捨てる勇気を
桑名校の練習は全て自分が考えています。特に何を見たとかではなく、目の前にいる子達をいかに伸ばすかを考えまくって流れを作っています。
指導者は経験値のあるなしに関わらず「なぜ、その練習をするのか?」この質問には絶対に答えることができなければいけないと考えています。
サッカー協会が推奨する練習だからやる?やることないからネットで見つけた面白そうなことやる?
それは違うでしょう。目の前にいる子たちは指導者であるあなたが責任を持って育てなければいけません。違ってもいいから何か信念を持って子供たちに接する。こういう気概が必要だと感じます。
分析と改善をリアルタイムで実践できなければ
自分は映画を見たら感想は言えます。けど、どうしたらもっと大きな感動を生めるかは分かりません。
きっと映画に関しては主観しか持ち得ないし、客観的にどう改善すればいいかの視座が見えません。
けど、フットボールの練習環境ならそれはできます。何がダメなの?何が良かったの?どうしていいのか?どうしてダメなのか?だからどうアプローチすべきなのか?こうしたことを常に考えています。
指導を仕事にしているからこそ、一歩下がったところから自分を見つめないと。その練習は本当に子供のためになっていますか?指導者の自己満足で終わっていませんか?