こんにちは!愛知県、三重県でフットサルを教えている名古屋オーシャンズフットサルスクールの長久手校です。
サッカーやフットサルにおいて、左利きはどんな影響があるのでしょうか?
ときには「左利きの方が有利」という話を聞いたことあるかもしれません。
今回は、サッカーやフットサルにおいて、なぜ左利きの選手が有利だと言われることがあるのか、その特徴や有名選手、成長するためのヒントなどをお伝えします。
サッカー・フットサルにおける左利きの選手は希少?割合は?
サッカー・フットサルでは、左利きの選手のことを「レフティー」と呼びます。
しかし、右利きの選手に対する特別な呼び名はありません。
これは、野球でも同じで、左利きの選手「サウスポー」と呼びますが、右利きはこのような呼び名がありません。
これらのことから、サッカーをはじめとしたスポーツにおいて、左利きの選手は特別な存在であることがわかります。
これは左利きの選手が少ないことがひとつの要因です。
全世界の人口では左利きの人の割合は約10%と言われています。
日本だけに限定すると少し割合が多く11%なのだそうです。
サッカーで考えると、フィールドでプレーできる1チームの人数11人中、左利きの選手は1名しかいないという割合です。
ただし、利き手が左だから利き足も左というわけではありません。
サッカー・フットサルでは利き手よりも利き足が重要になります。
利き足が左の人の割合は約30%といわれています。
利き手が左の人の割合よりも多いので、利き手は右、利き足は左という人も一定数存在することがわかります。
利き足が左の人の割合が多いと言っても、11名中3名程度ですので、希少であることに変わりはありません。
利き足の見分け方
利き手と利き足が違う場合があると書きました、自分の利き足がどちらなのかすぐに答えられるでしょうか?
おそらく、利き手であればすぐに答えられるでしょう。
普段、字を書いたりボールを投げたりという動作で自然に利き手を利用しているからです。
利き足も手と同じように細かな作業が得意です。
そのため、サッカーの場合は利き足では微妙な力加減でボールをコントロールすることができます。
また、シュートを強いチカラで蹴ることができるのも利き足です。
利き足ではない方の足は体を支えるための「軸足」と呼ばれます。
簡単に自分の利き足を調べる方法があるので、自分の利き足がわからない人はぜひ試してみてください。
1)あぐらをかく
あぐらをかいたときに上にくる足が利き足です。
2)立ったままズボンをはく
無意識に先に足を上げた方が利き足です。
3)体を倒す
直立の状態から前にゆっくりと体を前にたおしていきます。
このとき倒れないように前に出た足が利き足です。
意識をしすぎると利き足ではない足が出てしまうことがあるので、自然な状態で確認するようにしてください。
また、動作によって出る足が違う場合ややるたびに出る足が変わる場合などは両利きかもしれません。
左利きの選手の特徴
サッカー・フットサルにおいて、左利きの選手の特徴はボールの持ち方です。
キックをするときなど、左足に依存する割合が高くなります。
ボールを左足の外側や膝下辺りに入れて、左足に近い場所でドリブルをすることが多くなるようです。
また、ボールの持ち方以外にも左利きの選手に表れやすい特徴があります。
利き手や利き足は、体の動きをコントロールしているのが右脳なのか、左脳なのかで決まるといわれています。
右脳から出た信号は左半身を、左脳からでた信号は右半身をコントロールしています。
そのため、右利きの人は左脳が、左利きの人は右脳が活発に動いていると考えられます。
左脳は記憶や言語認識などをつかさどっており、論理的な考え方が得意です。
右脳は空間認識力やイメージ力が高く、直感的、感覚的な捉え方が得意です。
そのため、左利きの人はプレー中の空間認識力が高く、直感的な判断力にもすぐれているため、天才肌が多いといわれています。
ただし、左利きというだけでサッカーの才能が開花するわけではありません。
左利きだから絶対にレギュラーになれるわけでもありません。
このような特徴を持つ左利きの特性を存分にいかすことができるようにしっかりと練習して、技術や判断力を高めるようにしましょう。
左利きのサッカー・フットサル選手は有利?重宝される理由
左利きというだけで確実にレギュラーに選ばれるわけではありませんが、サッカーやフットサルにおいて、左利きが重宝されることも事実です。
サッカーやフットサルには、左利きが有利なポジションと右利きが有利なポジションが存在します。
ピッチは左右対称なので左右ともに1:1で有利なポジションがあります。ところが、左利きの選手は少ないため、右利き有利のポジションと比較すれば競争率が低いことになります。
特に、左センターバック、左サイドバック、左ボランチは左利きが有利になるといわれています。
攻撃においても左利きが有利です。
右利きのディフェンダーは左利きの攻撃に慣れていないという点がひとつです。これは左利きの選手が少ないためです。
逆に左利きの選手は右利きの選手の守備や攻撃に慣れています。
さらに、右サイドから中央へカットインする場合は、左足でボールを持ったときに体が中央を向くため、左利きが有利といわれています。
このようにサッカー・フットサルにおいては、左利きが有利となる場面があります。
左利きの名選手と言えば?
サッカーにおいて代表的な左利きの名プレイヤーは国内外にたくさんいます。
ここではその一部をご紹介いたします。(敬称略)
<日本の左利き選手>
■名波浩
1998年に初出場したフランスW杯では背番号10を背負い、中盤の中心選手として全試合に先発出場しました。
■中村俊輔
長きにわたって日本代表の背番号10を背負ってきました。
左足から放たれる正確なキックに定評があります。
■本田圭佑
世界9カ国で活躍をしました。
イタリアの名門である『ACミラン』では背番号10を背負い、世界でもその実力を認められています。
■久保建英
わずか9歳でスペインの名門である『FCバルセロナ』の下部組織に入団しました。
国内外問わず注目を浴びている選手です。
<海外の左利き選手>
■リオネル・メッシ
アルゼンチン代表。
世界一の選手に贈られる『バロンドール』を世界最多の7回受賞した、名実ともに世界ナンバー1の選手です。
■ディエゴ・マラドーナ
メッシが幼い頃から憧れていたアルゼンチンの名プレイヤー。
「五人抜きゴール」や「神の手ゴール」などの逸話が今でも語り継がれています。
■モハメド・サラー
エジプトの名プレイヤー。
イングランド・プレミアリーグの強豪『リバプール』のエースとして活躍。
■ラウール・ゴンザレス
スペイン出身。
長年にわたってレアル・マドリードを牽引してきました。
左利きは矯正すべき? 右利きは矯正できる?
左利きの選手はサッカーやフットサルにおいて重宝される存在なので矯正する必要はありません。
ただし、それゆえに左足に頼ってしまいがちになり、右足を使うのが下手というケースがあります。
強力な武器となる左足のテクニックを鍛えることはもちろんですが、それだけに頼らないよう右足も鍛えることが必要です。
矯正は必要ありませんが、有利な左足を生かすためにも右足の技術も一定水準以上に磨くようにしましょう。
逆に、利き足が右の選手は左に矯正をした方がよいのではないか?と考える方もいらっしゃるかもしれません。
実は、実際に利き足を右足から左足に変えようとした選手もいます。
それは元日本代表の三浦知良選手です。
彼の利き足は元々右足でしたが、サッカー選手になるために小学生の頃から熱心に左足の練習もおこなっていたそうです。
これによって左足も右足と同じように扱えるようになりました。
矯正して利き足が左になったわけではなく、左右ともに鍛え上げて両利きになったのです。
そのためコーナーキックの際には、どちらのサイドから蹴るかによって蹴る足を変えていました。
利き足が右だから左に矯正しなければいけないことはありません。
しかし、左も上手く使えるように鍛えることで自分が持つ武器を増やすことになります。
有利な左を最大限に生かせるようにしよう
サッカー・フットサルにおいては左利きであることが有利になることがあります。
また、世界で活躍する一流プレイヤーに左利きの選手が多いこともわかりました。
ただし、左利きは自身が持つ特徴のひとつにすぎません。
左利きだから天才的なサッカー選手になれると約束されているわけではないのです。
左利きで左ばかりを使っていると、相手チームはその左を徹底的にマークするでしょう。そうすると有利だったはずの左が「右が使えない」という不利に変わってしまいます。
大事なのは、右利きでも左利きでも、自分の持つ特徴を最大限に生かし、最高のパフォーマンスができるようにすることです。
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