こんにちは〜。桑名校コーチの下畝地です!
一気に全てを変えなくていい、”ちょっとだけ” これがミソだと思っています。
小さなことから変えていけばいい
他の子と比較して評価することをいいことだとは思いません。けど、事実としてみんな他人からの評価を受けて生きていくことになります。他の人よりも優れていることは仕事として認められる。
子供の頃は本人に絶対的な価値観が出来上がっていないので、親の皆さんの考え方が大いに反映されていると思います。そんな時に将来を心配するがあまりスケジュールを一杯に詰めて習い事に通わせていたりしませんか?
一気に全てを変えてしまおうと。スキルを瞬間で身につけてしまおうと。僕はそういう環境下にある子供たちがすごく気になります。多忙な中で自分を見失ってはいないかなって。
人並みの努力では何も超えられない。けど、小さいうちから半端ない努力を強いる必要ありますか?今までの自分を超えるために “ちょっとだけ頑張ること” “ちょっとだけ勇気を出してみること” 必要なことってこういうことだと思います。小さな成功体験を積むことで自信を育めると考えています。
才能の裏側を評価してあげてください
スクール夏のキャンプの際、高学年の子が1日目のスケジュールが終わった段階でシューズに新聞紙を詰めてケアしていた姿をたまたま目撃しました。その子はプレー自体も目を見張るものがありますが、他の人から見えないところでも素晴らしい取り組み方をしていたんです。
見える部分を評価することって簡単です。けど、その裏側にはとてもつない努力をしていることがほとんど。
子供のスクールの場合は「実際の努力」だけではなく「メンタル面での努力」も注視してあげたい。逆算して物事を考えて行動することはまだまだ難しいですが、その場でいかにチャレンジしたのか、率先して動こうとしていたのか、何を見てどう動こうとしていたのかなど…メンタル面を評価することがその後の継続した本人の努力につながると思います。
見えないものを洞察する力を、指導者に求められることはそうしたスキルだと考えています。
本気の目標に変わったならば継続するしかない
何か掴み取りたいものが自分の本心で見つかったならば、努力を継続するしか道はないと思っています。
けど、子供の場合は本当にサッカー/フットサル中で目標が出来ているかも定まっていないのに、大人や指導者などの外的要因で目標に対して勝手に努力することを促されてしまう。
僕はそうした物事の進み方をいいとは思いません。だからスクールでは「努力しよう」なんて言ったこともないし、「目標を決めよう」とも言ったこともない。最初は今の自分を少しだけ超えることって楽しいよねってことをフットサルで伝えようとしています。やはりそれが最初のステップではないでしょうか?
本当にやりたいこと、本気の目標は子供自身に見つけさせてほしいです。子供の成長は大人にとって我慢の連続。子供に何で?をぶつけるのではなく、どうやって子供を導いていこうかなって楽しく頭を悩ませていきませんか?