こんにちは!桑名校コーチの下畝地です!
出張教室は感動の嵐
下畝地 (しもせち) 柊 (しゅう)。苗字の「下畝地」は全国でも20人くらいとのことですが、僕は生まれながらにこれを背負ってきました (笑) 保育園/幼稚園での出張教室の際は当然「下畝地コーチ」の呼び方が子供達にとって激ムズになるので、「しゅうコーチです!!」と自己紹介しています。
それで今回のタイトルですね。今回ご紹介したいのは普段のスクール活動ではなく、2022年度の下半期から行っている保育園/幼稚園で出張教室のこと。
この前行った保育園の年長さんが最後の試合を終えて、「しゅうコーチ!!今のいい試合だったよね!!」って声をかけてくれたんです。楽しい!とか、嬉しいー!とかって声をかけてくれることは多いんですが、「いい試合だったよね」って言葉が僕には妙に響きました。その子の発言の真意は分かりませんが、そこには “みんなで盛り上がれたから” いい試合だったよねって意味が含まれていたように感じました。勝ち負けを超えたスポーツの素晴らしさを再認識しました。
今回のように僕らがフットサルを伝える中で子供たちから学ぶこと、気づかされることがたくさんあります。本当に毎回の教室でハッとするポイントがあるんですよね。そして先生方からも「こんなに子供の表情がキラキラしているのは初めて見ました」「最初はできるか不安だったけど、みんなすごく前向きに取り組んでいてびっくりしました!」こんな風にお声をかけていただくことが多いです。フットボールの指導者をしている以上、まだフットサルを知らない子たちにプレーの機会を提供することは使命として預かる必要を強く感じます。待つのではなく、届けに行きたいですよね。
子供の心にバチっ!!と触れたい
僕は学校の授業に対して中学3年生になるまではそれほど面白さを見出していませんでした。興味を持ったきっかけは中3の時の理科の先生がとても斬新?ユニークな?授業を展開する人で、僕はその策にまんまとハマりました (笑)
やっぱり何かを好きにさせようとか、面白さを伝えたいと思ったら “感情を動かす” ことが出来ないといけません。ただ、これが至難の技で僕らだったら練習方法を簡単や複雑にしてみたり、言葉の表現方法を少し変えてみるとか…テクニックは無限に存在しているのでそこから日々探るような感じです。
子供の心にバチっ!!と触れることが出来たら、あとはその子次第でぐーんと伸びていくだけです。感情を動かさないと何も始まらないというのが僕の経験則です。
ほんとにあの時面白い授業をしてくれてありがとうございましたですね。フットボールへの探究心は小さな頃からありましたが、指導者ということを僕に直感で理解させてくれたのはあの瞬間だったかもしれません。
楽しませようとする努力を大人がすべき
大人の構造を子供にそのまま当てはめて上手くいくことと、上手くいかないことがあります。もちろん日常生活の上でのマナーは子供に教えてあげないといけない。けど、子供が何に興味を持つのか、何を好きになるのかは教えることではなく、子供自身が見つけないといけないことです。
じゃあ、大人が何を出来るのかというと「楽しませようとする努力」に尽きますね。こうやったらもっと楽しそうだな、こうすればもっと他の世界を知るきっかけになるかなって、考えを巡らせて、アイデア出して、働きかけるという感じでしょうか。
子供に努力を強いる前に提供する立場の人間がもっと努力を積まないとです。出張教室で感じるんですが、子供は大抵が一生懸命でひたすら頑張ります。それを見ると指導者の力不足を痛感するんです。子供はどんどん先に突き進むのにそのスピード感に追いつけなくなると指導者が狭い世界の中に閉じ込めてしまうのではないかと。または子供に新しい景色を見せようとする努力がきちんと出来ているのかと。
僕にとって中3の理科の授業がそうであったように、今回の出張教室の機会が誰かにとって選手を志すルーツになればいいなと思います。そんな未来を楽しみにこれからもガツっと頑張りたいですね!!