こんにちは!桑名校コーチの下畝地です!
比較の中に答えはない
ブログで何度も言及していますが、他の子と比較することは厄介です。
なぜなら始めた頃の気持ちを見失ってしまうから、そして自分の本当の気持ちを押し殺してしまうことになるから。そもそも比較の中に自分を本当の意味で満たすような概念はないと思っています。
スポーツをやっている以上はおそらくずっと皆さんのお子さんよりも上手くプレーする子がいることでしょう。
だからって親の皆さんが他の子よりもうちの子がもっと上手くならなきゃいけないなんて思っていたら、お子さんにとっては最悪なパターンです。子供の熱量を親の皆さんが上回った時に “何か” が終わります。
逃げていい?誰かが変えてくれるの?
結局ですが、成長するときは親の皆さんではなく自分自身でもっとやってみよう!!って状態にならないと難しいと思います。
誰かが魔法のようなスキルでどこか未知の領域まで連れて行ってくれることは決してなく、選手に自分自身でしっかり戦わせていないとそれは嘘の成長です。
レッスンには取り組むテーマはあります。けど、試合中にプレーを強制することはありません。選手が気づいていないなら「もっと違うプレーがあるよ」って声をかけますが、やるのかやらないのかは委ねています。
強制で動かすのではなく、選手が勇気を出してやってみれば上手くなる、そういう価値観の中でこれからもレッスンをしていきたいなって思います。
指導スタイルの変化
指導者になってからずっと考えていたことがあって、最近やっとその答えが出ました。
「子供達を伸ばす」指導者の仕事として当たり前なことなんですが、個人的には合ってはいるんだけど何か違うって引っかかっている感じでした。本当に自分が指導者を通してやりたかった表現ってなんだろう、指導者をやりたいって思えた原点って何だったんだろう、、
そんなことをずっと考えながらやってきて、ようやく言語化できたのが「子供たちに自分自身の可能性に気づいてほしい」ということでした。自分がある指導者から気づかせてもらったあの感覚をみんなにも知ってほしいというものでした。それを今度は自分が子供たちに伝えていきたいと。
コートの中だけで活きる「上手い」という指標でなく、もっと人間的な成長にも起因した「自分にワクワクできること」ここを追求したいと思うようになりました。桑名校が皆様にとってこれまでよりも良いものになったと感じていただければ嬉しいです。最後は僕の中の気づきの話で大変恐縮でしたが、大学1年生から4年生までのアマチュアとしての4年間、そしてプロとしての5年間でようやく指導の方法が一点の曇りもないものとなりました。2023年度は節目としての10年目、力を尽くしたいと思います。