こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール豊田・北名古屋・NAS大高校担当の木村です。
いきなりですが、『ゴールデンエイジ』ってご存知ですか?
誰にでも一生に一度だけ訪れる「技術習得に最適な時期」のことを『ゴールデンエイジ』と呼ばれています。
諸説ありますが大体10歳〜12歳、小学4年生〜6年生の時期が『ゴールデンエイジ』です。
また8歳〜10歳はその準備期間である「プレゴールデンエイジ」と言われています。
JFAキッズプログラムによると『ゴールデンエイジ』と言われる年代では
集中力が高まり運動学習能力が向上し、大人でも難しい難易度の高い動作も即座に覚えることができます。 「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、世界中どこでも非常に重要視され、サッカーに必要なあらゆるスキル(状況に応じて技術を 発揮すること)の獲得に最適な時期として位置づけられています。
引用元(https://www.jfa.jp/youth_development/players_first/pdf/u8u10.pdf)
つまり一生に一度訪れる技術習得に最適の時期に、どんな練習をするかによってその後のサッカー・フットサル人生に大きな影響を及ぼすのです。
特筆すべきは”技術習得”に最適な時期だということです。
当然ですが技術を習得するためには、相応の経験が必要です。敢えて極端に言えばたくさんボールに触ることでしか、技術を伸ばすことはできないのです。
そこでフットサルです。先日のブログでも書きましたが(まだお読みになってない方はコチラ>>>なぜフットサルはサッカーの6倍もボールに関わる機会が多いのか【豊田・北名古屋・NAS大高校】)、フットサルはサッカーと比べて1試合でボールに触れる機会が6倍以上もあります。
つまり一生に一度訪れる技術習得に最適な時期の『ゴールデンエイジ』にサッカーの6倍以上の経験値が積める『フットサル』をすることで、その相乗効果は計り知れないものになります。
実際、世界のサッカー強豪国では育成年代でフットサルを重視しています。
スペインやブラジルはその筆頭ですが、名称や多少のルールの違いこそあれ、アルゼンチンやドイツなどでも11・12歳くらいまでは少人数でのミニサッカーで、スキルを磨くことが重要視されています。
育成年代にフットサルをプレーするメリットはまだまだあります。
育成年代の選手がフットサルに取り組むメリット
<メリット①> テクニックが身につく
サッカーとフットサルを比べるとボールに関わる時間が6倍も違うと言われています。育成年代にディフェンスのプレッシャーを受けやすいフットサルに取り組むことで、後のサッカー・フットサル人生の財産となる”テクニック”を習得できます。
<メリット②> 適切な判断力が身につく
フットサルはディフェンスからのプレッシャーを受けやすいスポーツです。その中でプレーするためには瞬時の”判断力”が欠かせません。
育成年代からフットサルに取り組むことで、スペースと時間に限りがる中でどのようにプレーするべきかを学ぶことができます。
<メリット③> 1対1に強い選手が育つ
サッカー・フットサルは1対1の連続です。フットサルはより1対1の強さが求められます(フットサルがフィジカルコンタクトの少ない競技だという認識は間違いです)。
ゴールとゴールとの距離が短いため、1人が抜かれると即ピンチにつながり、反対に攻撃では1対1に勝てればすぐにゴールチャンスに繋がります。
フットサルはその競技特性により1対1の強さが特に求められる競技であり、だからこそ”1対1に強い選手”が育ちやすいのです。
<メリット④> 決定力が身につく
フットサルはゴール前の攻防の応酬です。サッカーと比較にならないくらいシュートを打つチャンスがあります。
またゴールが小さいため闇雲にシュートをしてもまず入りません。
その中で隅を狙ったり、ゴールキーパーやディフェンスと駆け引きをすることを学び”決定力”を身につけることができます
<メリット⑤> 攻守の切り替えが早い選手になる
フットサルはゴールとゴールの距離が近く、人数も少ないため攻守の切り替えが早くなければ戦えません。
攻撃から守備の切り替えが一歩遅れただけで簡単に失点してしまいます。
またサッカーに比べ人数が少ないため、選手1人1人が責任を持って攻守に貢献しないと勝つことはできません。
サボることなど許されない環境で練習すれば自然と攻守の切り替えは早くなります。
<メリット⑥> 楽しい☆
フットサルの何よりのメリットとしてボールに触る機会が多く、ゴール前の局面も多いことからやっている選手からすると非常に”楽しい”ということが言えます。
”好きこそものの上手なれ”という言葉の通り特に育成年代の選手たちはサッカー・フットサルの楽しさを知ることが何より大切です。
もちろんボールの違いやロングキックの有無などサッカーに移行する上でデメリットになりうる要素もありますが
「小学生のうちからロングキックに重きを置いて成長して欲しいか」
「テクニックや判断力を磨くことを優先して欲しいか」
を考えて頂いてご判断頂きたいと思います。
もしテクニックがあって判断力に優れた選手を目指すなら(目指して欲しいなら)、育成年代にフットサルに取り組むことをオススメいたします。
まとめ
10歳〜12歳の時期を『ゴールデンエイジ』と呼ぶ。
ゴールデンエイジとは一生に一度だけ訪れる”技術習得に最適な時期”のことである。
サッカーの6倍の経験値を積める『フットサル 』をこの時期にプレーすることは多大なメリットがある。
フットサルにはその他にもたくさんのメリットがある。